ニホンイトヨ

Gasterosteus nipponicus Higuchi, Sakai & Goto, 2014

北海道レッドリスト 留意種

分布 福岡県・千葉県以北。
特徴 全ての個体が河川で産まれ、海で成長する。春頃に成魚が海から河川へ溯上し、汽水域や下流域の止水環境で産卵を行う。産卵期のオスの腹部は赤くなり、水草や小枝などを集めて営巣し、そこにメスを「ジグザグダンス」で呼び込み、産卵を行う。営巣地に他のオスが侵入すると追い払う縄張り行動を示す。同種のオスでなくても、下面が赤くなっている物体であれば何に対しても同様の縄張り行動を起こすことが知られる。この下面の赤い色が、オスが縄張り行動を誘発する「信号刺激」となる。世界中の生物学の教科書において、「信号刺激」のモデルとして、本種の縄張り行動が取り上げられている。背鰭棘は3本。朱太川水系ではあまり数は多くない。 
焼・揚

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