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ワシカモメ系雑種???

[ 記事No.8567 ]
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ワシカモメ系雑種???
2/22…ウミネコの聖地、蕪島へ2回めの訪問。前回は3/21ですでに島はどえらいことになっており、覚悟がなく近づきませんでした。
「蕪島でウミネコ以外を撮る」という目標でアカエリカイツブリ初見初撮を叶えました。
今回もお隣の漁港から観察スタート。その後の蕪島休憩所のスタッフとの会話の中から、カモメ類の習性としてとても重要なことを理解したので、別トピで起こしなおします。

漁港にいた個体数は50羽前後。ウミネコ率40%弱。幼鳥が多い。ただしウミネコ未成鳥はほとんどいません。
ここで初列風切が淡いグレーの個体を計5体観察。
→投稿した個体は… https://zukan.com/jbirds/leaf102081
投稿しなかった画像は以下の通りです(画像1~4)。オオセグロ、セグロの成鳥個体も確かにいましたが、この初列風切の淡い各個体の印象がすごく強いです。オオセグロ+セグロ成鳥30%とすると、5%以上。
顔比べ、ジズ鍛錬に励むしかないので、ポーズをとってくれる未成鳥はかたっぱしから撮りました。MFより個体数が多いわけではありませんが、なにやら質は違います。

結論はカモメ類の交雑、けっこう普通なのではないでしょうか。温泉の成分みたいにどの形質がいちばん表れているかで種の識別が決まっているのでは?とすら思います。
ワシカモメっぽい個体はワシカモメ×セグロカモメの可能性、なのでしょうか?
嘴の黒斑の比率は何かを指し示すものなのでしょうか。未成鳥を示す→第四回冬羽(夏羽)など?

最後に https://zukan.com/jbirds/leaf101301 で投稿した地元のセグロカモメをまったく同じ場所で2/16にも撮っていますが(画像6)先般2/24に同じ場所で背中の濃いカモメと並んで鳴き合っていました(画像5)。同じ個体のように思うんですよね。禁断の恋???
行動的には冬鳥のセグロ然とした行動ではなく、川の決まった範囲に単独でたたずんでいる個体なのでセグロっぽいオオセグロがあり得るのか、オオセグロに恋したセグロなのか不思議でなりません。遺伝形質はDNAを調べればわかるでしょうが、まったく現実的ではないでしょうから、正確なカモメの識別って観察者の自己満でないのか?とすら思えてきました。(笑)
画像1
画像2
画像3
画像4
画像5
画像6
そういえば https://zukan.com/jbirds/leaf88344 を撮ったのと同じ釧路川で、こんな怪しい2羽を撮ってます。↓
いったんこのトピを復活させます。
もう少しワシカモメ系雑種の話題を書いて、カモメ幼鳥・八戸港編、津市安濃川河口編、函館市大森浜編と小群(50-100羽)おけるカモメレベルに言及する予定です。
ホント、カモメたちは混じるのが好きなようですが、一定の法則を感じています。

なお、最初の画像5の背の色濃淡のカップルは解消したみたいで、濃濃のカップルしかいませんでした。
https://zukan.com/jbirds/leaf101301 ですから背の色以外はオオセグロですが、初列は黒いのでワシカモメの形質は見られないように思います。
…となると遺伝形質の現出のしかたとなり、「先祖にアメリカヒドリがいるヒドリガモ♂」ぐらいの頻度で存在する気もしてきました。
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