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カワアイサコンビ御帰還@函館市

[ 記事No.8126 ]
3件のコメント
カワアイサコンビ御帰還@函館市
10/8に観察( https://zukan.com/jbirds/leaf97265 )以来姿をくらましていた地元のカワアイサコンビがようやく川に戻りました。8週間あいたので少し心配しました。(繁殖羽12/9初認)12/7以降、当地はいきなり真冬モードになり、周囲が白くなり、鳥相の変化を予感させる季候になりました。
いつもことしこそはエクリプス→繁殖羽の過程を撮ってやろうと思うのですが、晩秋になると姿をくらまします。繁殖羽→エクリプスの過程は見せてくれるのに不思議です。
撮影した日12/10は相変わらず2羽寄り添って、なおかつ低い声でうなってました。カワアイサのうなり声を初めて聞きました。競馬のパドックでイレ込んでいる競走馬みたいでした。
「早く仲間(おもに女子)が渡ってこないか」待ち遠しがっているようにも見えました。
外見上は羽衣に問題なさそうですが、やはりそれぞれ骨格にダメージを受けているようで長距離飛行は無理そうです。いつもの距離感なので、いつもの2羽とわかりました。
というわけ当地(函館市)にも冬の常連メンバーがようやく顔を揃えました。ホオジロガモが最後の登場で、五稜郭の濠(すでに凍結)にいたホシハジロはことしも来ませんでした。
画像1
毎度毎度のカワアイサですが、意外と見ていて飽きません。
12/10この投稿のときは寄り添ってうなっていましたが、
その後は単独行動のほうが多いです。恋のライバルは遠ざけたいのでしょうか…。
でも北からやってくるはずのお仲間はさっぱり登場しません。
(去年は11月に一度登場してました)

冬の常連ガモも好きな位置を見定めるとなかなか興味深いです。
以前、投稿したウミアイサ、ホオジロガモは基本、河口から外側、
海水域がテリトリーですが、到着したてのときは「どこまで行っていいか」
川を遡って確かめにきます。そののちは満潮と天候の条件が揃わないと
撮影に適した近接ポジションにはなかなか現れません。
チャンスは最初の何日かのようです。

キンクロハジロはけっこう淡水域も行き来しています。ここ一週間で♂同士、
ペアが交互に観察できていて、♂が重複しているのか別個体なのか不明。
♂3羽が同時に確認できれば答えは出るのですが…。
(♀も2羽なので2ペアの可能性も残されています)

換羽の遅れたコガモはすっかり見失い、その後は繁殖羽の完成を待つばかり。
河口から外側にはヒドリガモの小群もいつものようにやってきています。
というわけで最後に北海道らしい絵柄を添付します。
この雑食性がサバイバルの決め手ですなあ。秋鮭の味がわかる食通ガモ。
>キンクロハジロは(略)。ここ一週間で♂同士、 ペアが交互に観察できていて、♂が重複しているのか別個体なのか不明。

(12/21時点では)
どうも♂は3羽いて相変わらずの仲良し♂同士ペアと、♀にふられた単独♂が別の場所にいて、なかなかキビシイ(笑)。でもって2羽いたはずの♀の姿がありません。
毎年こんなカンジではありますけど。

そんなことよりマガモたちのほうが、♂がたくさん余っていて14、15羽でえらいことになってます(笑)。
今朝(12/24)は(自宅の狭い)庭にミソサザイが来ていてびっくり。ヒガラの声がしていたので、いつものシジュウカラ、ヤマガラと冬芽を探していましたが、カラの混群にミソサザイが参加?
ミソサザイの縄張りはそこまで広くないと思うんですが、ついつられたのでしょうか。

前々日は川沿いを進むと上流からカワアイサ♂2羽を含む3羽がこちらへ飛んできたので、「その気になれば飛べるじゃない!」と思って進むと、いつもの故障持ちの1羽が水面に浮いていました。
「え?相棒に見捨てられた?」
でもきょうはやっぱり2羽でお気に入りのポイントにやってきてましたから、「野生の仲間」が立ち寄っていたんですね。…で、やっぱり2羽は置いていかれたようです。
♂2羽なら、ライバルが強すぎるでしょうね。せめて♀2羽ぐらいで登場してくれないと。

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