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(エゾ・コサメ・サメ)ビタキの識別参考に

[ 記事No.7294 ]
(エゾ・コサメ・サメ)ビタキの識別参考に
エゾビタキ識別(画像1)
エゾビタキの識別図解については依然資料欄にも掲載済ですが
https://zukan.com/jbirds/leaf93202
エゾビタキを野外で識別する際に着目してほしい点、
①全体に茶色味がかってみえる(コサメ、サメとの比較)
②アイリングは目立たず、目は小さく感じる
③胸にはスジ状の明瞭な縦斑(これが一番わかりやすい)
④3種のなかで一番大きいが、同時に並ばない限り、単独では大きさはわかりづらい。

コサメビタキ識別(画像2)
①3種の中では最も鮮やかな灰色で銀色に近い配色
②アイリングは目立ち、目が大きく見える
③胸は汚白色でサメビタキのように薄い筋が入る個体もいるので注意が必要
④3種の中では一番小さいが、同時に見ないと比較できない
⑤目の前方に白色部が目立つ(サメとの比較に有効)

サメビタキ識別(画像3)
前述の2種については秋の渡り期、日本各地で出会える機会もあり、見るチャンスも多いのですがサメビタキについては出会いが少ない。前述のエゾ、コサメをしっかり識別できるようになると野外で遭遇した時に違和感を感じると思います。またいきなりサメビタキに遭遇する方もいらっしゃると思うので、簡単に識別点を記しておきます。(画像の番号参照)
①アイリングは目の後方で太く明瞭、前方は細く途切れて見えることもある。
②目の前方の白色部はあっても目立たず、野外では見えないことが多い。(コサメとの識別に有効)
③胸には淡い縦斑があるが、スジ状にハッキリしておらず、全体に染みのように広がる感じ
④嘴基部は3種中最も広く感じるが、これのみでの判断は注意が必要。
*風切羽の突出具合、翼の長さの比較についてはすでに Misodaさんが作成済みですのでそちらを参照ください。
https://zukan.com/jbirds/leaf73787

サメビタキについては自身観察機会が少なく、識別の参考になる画像に乏しくあくまで参考程度に思っていただけるとありがたいです。

画像1
画像2
画像3
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