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メボソムシクイ上3種の渡りについて

[ 記事No.6143 ]
メボソムシクイ上3種の渡りについて
メボソムシクイ上種(コムシクイ、オオムシクイ、メボソムシクイ)の春の渡りについて、ここ3年の私の観察記録(主に鳴き声)から考察したものを記しておきます。これからのシーズンに備えて興味にある方は参考になさってください。

 なお通過時期については長崎県長崎市内での観察ですので他の地域とは多少異なると思います。

・コムシクイ
 4月中旬に鳴き声がよく確認できる。小規模5~10羽の群れで確認するケースが多い。
 滞在する期間は短く、群れで入った翌日には見られないことが多く、1~2日で抜ける。
 八重山諸島や台湾などで越冬した個体群が北上途上に立ち寄ると考えています。
 鳴き声は地鳴きがわかりやすく「ヴィッ!」と強く鳴きます。囀りはメボソムシクイに近い。
 https://www.xeno-canto.org/explore?query...
 
・メボソムシクイ
 4月下旬から5月初旬によく囀りを確認できる。群れではなく単体での確認が多い。メボソムシクイの渡りについては解明されていないことが多く、どこから渡ってくるのか不明。日本各地の亜高山帯で繁殖するため近隣地区で繁殖する個体が通過しているのではないか。繁殖地に入る前は平地でも確認できるので、GW前後の期間はお住まいの地域の森林公園などでも鳴き声が聞けるかもしれない。なお長崎県では雲仙普賢岳噴火以降、メボソムシクイの繁殖は確認されていない。囀りは「ゼニとり ゼニとり」と聞きなしされる。
https://www.xeno-canto.org/explore?query...

・オオムシクイ
5月中旬から鳴き声がよく聞かれるが、6月に入っても梅雨入りまで確認できる。6月初旬、日本近辺を通過するムシクイ類はオオムシクイだけなので、多種との競合なく観察可能。国内では北海道(主に道東部)で繁殖する。他の多くの小鳥同様、日本海沿いに北上するケースが多く、5月下旬からは鳴き声に注意が必要。「ジジロ ジジロ ジジロ」と3拍子で鳴く。
https://www.xeno-canto.org/explore?query...

 地味なうえに種の特定が写真では殆どできないため不人気な野鳥ですが、観察出来た方はお教えいただくと大変うれしく思います。

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