記事一覧へ戻る

コスズガモの識別

[ 記事No.21349 ]
4件のコメント
コスズガモの識別
コスズガモの観察と識別
先ほど、コスズガモを投稿させていただきました。
https://zukan.com/jbirds/leaf186716
今回初めてコスズガモを観察し、しっかり識別できるように勉強中です。
画像は投稿いたしましたコスズガモの識別ポイントを比較画像にしました。コスズガモには、iPhoneで、コ、とかきました。スズガモは同一個体ではない写真があります。コスズは同一個体になります。
1. 翼帯の白色部が次列風切に限定される
2. 黒斑が嘴爪部に限られる
3. 後頭部が高く盛り上がり、そのピークからやや下がった位置に小さな突出が見られる。後頭部から後頸にかけての輪郭が、直線的。
画像1
画像2
画像3
画像4
画像5
何度やり直しても3枚目と4枚目が同じ画像になるので諦めました。。😢
同行した人から、スズガモは淡水カモではないから、淡水にスズガモがいたらコスズの可能性大というお話を伺いました(今回の写真は河水域です)。
また、大きく首を振っても、後頭部の小さな突出は確認可能とわかりました。
地域によると思われますがコスズガモは基本分布が北米の鳥ですので国内では分布に偏りがあり北東日本に多く西南日本には稀です。また日本海側の方がより西南日本でも記録されやすいです。

一方スズガモはもちろん海浜部沿岸にいることが多いのですが長野県の湖など内陸の淡水にいることも多いので淡水域のスズガモがすなわちコスズガモというわけではありません。全国的にコスズガモの記録された場所をピックアップするとやや内陸の淡水域でカモ類の多い場所が該当するので海水域より淡水域を好む傾向があるのは確かでこれはメジロガモやアカハジロも同じです。また関西などのコスズガモの記録の少ない地域ではキンクロハジロとスズガモの雑種がしばしばコスズガモと誤認され話題となるので初列風切の内外弁の暗色度、背の波状斑の粗さの確認は欠かせません。
ありがとうございます。
淡水域にいるのがコスズガモとは限らない点、勉強になりました。
背の班の荒さの確認について、まだ経験がなくキンクロハジロースズガモ雑種を観てみたいと思いました。
※ コメントするにはログインが必要です。
不具合が発生しました.報告する