[ 記事No.18154
]
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シベリアアオジ♂第1回冬羽?
観察日:2018年11月4日
観察地:長崎県長崎市
観察種:アオジ(亜種シベリアアオジ)
昨日投稿したシベリアアオジ?が春の渡り期に観察したもの、こちらは秋の渡りで遭遇したシベリアアオジ♂第1回冬羽ではないかと考えている個体です。
1枚目:
シベリアアオジの尾羽(T5 T6)では、アオジに比べ白色部が多い、一方アオジでは茶色部が混じりそのパターンは一様でなく様々ですが、この個体ではほぼ白色なためシベリアアオジを疑っても良い様に感じました。ただ肝心のT4に白色部があるかどうかは確認できていません。
2枚目
頭部の色あいはアオジ幼鳥に比べ色合いが薄い様に感じますが、特徴的にはアオジと酷似しています。
ただ胸は灰色というより褐色味があり、シベリアアオジ♂の最大の特徴である灰色頭巾を被ったような面構えが見てとれます。体下面の色あいはアオジに比べ黄色味が薄く、下腹部においてはほぼ白色といって良い。
3枚目
2枚目の画像と似たようなものですが、反対側の側面になります。
印象は2枚目画像と同じですが、外側尾羽の白色部が顕著であることがわかると思います。
4枚目
採餌のため首を伸ばした状態。
胸から首の色あいはアオジとは異なることがわかりやすいと思います。
シベリアアオジ♂第1回冬羽については、国内の文献では知り得る情報がほとんどなく、他の野鳥との比較やこれまでの自身の観察経験から判断しているものです。
参考資料として投稿します。
観察地:長崎県長崎市
観察種:アオジ(亜種シベリアアオジ)
昨日投稿したシベリアアオジ?が春の渡り期に観察したもの、こちらは秋の渡りで遭遇したシベリアアオジ♂第1回冬羽ではないかと考えている個体です。
1枚目:
シベリアアオジの尾羽(T5 T6)では、アオジに比べ白色部が多い、一方アオジでは茶色部が混じりそのパターンは一様でなく様々ですが、この個体ではほぼ白色なためシベリアアオジを疑っても良い様に感じました。ただ肝心のT4に白色部があるかどうかは確認できていません。
2枚目
頭部の色あいはアオジ幼鳥に比べ色合いが薄い様に感じますが、特徴的にはアオジと酷似しています。
ただ胸は灰色というより褐色味があり、シベリアアオジ♂の最大の特徴である灰色頭巾を被ったような面構えが見てとれます。体下面の色あいはアオジに比べ黄色味が薄く、下腹部においてはほぼ白色といって良い。
3枚目
2枚目の画像と似たようなものですが、反対側の側面になります。
印象は2枚目画像と同じですが、外側尾羽の白色部が顕著であることがわかると思います。
4枚目
採餌のため首を伸ばした状態。
胸から首の色あいはアオジとは異なることがわかりやすいと思います。
シベリアアオジ♂第1回冬羽については、国内の文献では知り得る情報がほとんどなく、他の野鳥との比較やこれまでの自身の観察経験から判断しているものです。
参考資料として投稿します。
最近購入した、
https://www.amazon.co.jp/Handbook-Europe...
によりますと、シベリアアオジ第1回冬羽(Emberiza spodocephala)については、このような特徴があるようで、既存の画像にあてはめてみました。
秋のシベリアアオジの国内への渡来については情報が少ないのであくまで私見ですが、シベリアアオジで良いように思います。
アオジとの顕著な違いとしては、亜頬線が白色か、黄色みがあるかが手掛かりになりそうです。
また、シベリアアオジについては、国内産の
アオジ(Emberiza Personata)に比べて小さいのではないかと思っています。その点も過去の観察や、これからの出会いから導き出せればと考えています。
それにしても、国内産のアオジは冬季の標識調査にて膨大なデータがあるにも関わらず、第1回冬羽(幼鳥)を見分ける有力な手掛かりは、
●虹彩の色
●頭骨の骨化
の2点に頼らざるを得ない点はトリビオさんが中心にまとめられている
https://zukan.com/jbirds/question/8264
でも取り上げられていますが、現状では外部様式での判断は非常に難しいことに変わりはないようですね。
https://www.amazon.co.jp/Handbook-Europe...
によりますと、シベリアアオジ第1回冬羽(Emberiza spodocephala)については、このような特徴があるようで、既存の画像にあてはめてみました。
秋のシベリアアオジの国内への渡来については情報が少ないのであくまで私見ですが、シベリアアオジで良いように思います。
アオジとの顕著な違いとしては、亜頬線が白色か、黄色みがあるかが手掛かりになりそうです。
また、シベリアアオジについては、国内産の
アオジ(Emberiza Personata)に比べて小さいのではないかと思っています。その点も過去の観察や、これからの出会いから導き出せればと考えています。
それにしても、国内産のアオジは冬季の標識調査にて膨大なデータがあるにも関わらず、第1回冬羽(幼鳥)を見分ける有力な手掛かりは、
●虹彩の色
●頭骨の骨化
の2点に頼らざるを得ない点はトリビオさんが中心にまとめられている
https://zukan.com/jbirds/question/8264
でも取り上げられていますが、現状では外部様式での判断は非常に難しいことに変わりはないようですね。