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カシラダカの第1回冬羽について

[ 記事No.13436 ]
2件のコメント
カシラダカの第1回冬羽について
今日、カシラダカの第1回冬羽ではないかと考える個体に出会いました。カシラダカついては、私が所有している図鑑やサイト等でも幼鳥や若鳥の記載がほとんど無く、自分なりに検討するしかないと思っていたのですが、今回撮った画像から今一度考えてみたいと思います。

まず、第1回冬羽とするには、身体のどこかに幼羽を残してることになりますが、それで目についたのが、画像1での大雨覆です。内側2枚の色味が濃く、3枚目から外側に向かって7枚目までが淡く、これが幼羽で未だ換羽していないのではと思いました。内側2枚とそこから外側に向かってのの5枚とは、コントラストが強く見えます。
次に、画像2での尾羽です。この尾羽はが摩耗しているように見えるのと、先端がとがっているように見える点から幼羽と考えました。カシラダカの幼羽尾羽の先端はとがっているという記述はどこにもないのですが、BIRDER2016年1月号の「ホオジロたちの衣がえ戦略」の中で、オオジュリンの幼羽尾羽の先端は、成鳥冬羽よりもとがっているという記述があり、もしかしたらそれがカシラダカにも当てはまるのではないかという仮説をたてました。また「ホオジロたちの衣がえ戦略」の記述で、幼羽後の換羽として、オオジュリンのように部分換羽を行うものと、ホオジロに完全換羽を行う個体がしばしばいるとあり、部分換羽を行うものは体羽や雨覆は換羽するが、風切と尾羽は、翌年夏の繁殖後換羽まで換羽しないとあります。これに沿い、カシラダカは部分換羽とすると、今回の個体は尾羽は換羽せず、雨覆を換羽中なのではないかと考えました。
もう1点は画像3での頭部がクリーム色に見えることで、これは鳥くんの比べて識別!野鳥図鑑670第3版に、カシラダカ1Wとして、唯一記述がありました。
最後に気になった点として、通常カシラダカの脇の縦斑は茶褐色ですが、この個体は若干、黒が混じっているような色だということです。ですが、それが幼羽の部分なのかどうかは私には分かりませんでしたし、あくまで気になっただけということに留めたいと思います。

以上の点から、この個体は第1回冬羽と考えていますが、いかがなものでしょうか?
皆様のご意見をお聞かせ頂ければ嬉しく思います。よろしくお願い致します。
画像1
画像2
画像3
カシラダカの換羽は、「ヨーロッパ産スズメ目の識別ガイド 文一総合出版」に掲載されています。
それによりますと、カシラダカの成鳥は夏から秋に完全換羽、幼鳥は部分換羽、幼鳥成鳥ともに冬の部分換羽となっています。
またこの換羽では、「秋と冬の齢の識別は尾羽の形と摩耗、および完全にまたは部分的に換羽した大雨覆により可能な場合が多い。」と掲載されています。

TGMさんが撮影されたカシラダカは、ご推察の通り大雨覆の一部と尾羽は、コントラストや先端の形から、私も幼羽の様に見えます。
この個体は第一回冬羽の可能性があるのではないでしょうか。
koboriさん
コメントありがとうございます。
まず、ヨーロッパ産スズメ目の識別ガイドという本があるとは全く知りませんでした。さっそく購入しました。教えて頂きありがとうございます。
koboriさんのコメントを読ませて頂き、自分の見方が間違っていなかったことに率直に嬉しく思っています。カシラダカに限らずホオジロ科の鳥は、年齢識別をやろうと思うととても難しく、まずは換羽しているのが見た目で分かりやすい個体を地道に探していくしかないと思っていました。
今回のカシラダカの双眼鏡で見た時の第一印象は、実際の色がこの画像よりも淡かったので、もしやと思い写真を撮りました。やはり写真はすごいですね。双眼鏡で観察するだけでは分からなかったことが、写真から得られるのをカメラを持つようになってから痛感しています。
今後も教えて頂くことがあるかと思います。よろしくお願いいたします。
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