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アカツクシガモ 成鳥・幼鳥・♂・♀ の識別(個人的見解)

[ 記事No.10973 ]
4件のコメント
アカツクシガモ 成鳥・幼鳥・♂・♀ の識別(個人的見解)
2018年2月17日に熊本県に飛来していたアカツクシガモ6羽を撮影しましたが、再度見直して識別検討できる5羽を対象に、成鳥・幼鳥・♂・♀の識別をしてみました。
参考にした図鑑や資料です。
メインは①で、それだけでは識別できなかったので補足的に②③を参考にしました。
①「日本のカモ識別図鑑」アカツクシガモの項目。また同種であるツクシガモの項目も参考
②「鳥類標識マニュアル」(山階鳥類研究所) 6.2 齢の判定、6.3 カモ類の性と齢の判定
③「フィールドガイド 日本の野鳥」ツクシガモ類 アカツクシガモの項目

なお、カモ1年目の換羽の順序、羽衣の名称は以下のように記載します。
幼羽→第1回非生殖羽(第1回冬羽)→第1回生殖羽(第1回夏羽)→第2回・・・

アカツクシガモの成鳥・幼鳥の識別は、その個体に幼羽の特徴が見られるかの見極めになります。
≪アカツクシガモ 幼羽の識別ポイント≫
① 尾羽が幼羽は褐色・成鳥は黒色。(画像2)
*実際は黒色の上尾筒の長い羽毛や黒色の初列風切に隠れている事が多いので注意!(画像3)
② 三列風切が擦れがひどいと幼羽。(冬期)
*第1回非生殖羽→第1回生殖羽の間に三列風切は抜け落ち新羽に換羽するので注意。♂は第1回生殖羽完成時には成鳥と変わらない三列風切になるであろう!
③ 幼羽は頭部~頸に灰褐色味がある。頭頂には褐色部があり、長く残るので識別のポイントとなる!
④ 幼羽は大雨覆が灰褐色。*白トビしやすいので露出アンダーでの撮影が必要。
⑤ 幼羽は腹部が淡色で小班が並ぶ(第1回非生殖羽移行期まで)
⑥ 肩羽や脇に擦れた淡色の幼羽が残っていると濃い新羽のと継ぎはぎ状に見える。
⑦ ♂・♀の識別は黒い首輪があると♂で、♂の方が♀より少し大柄である。
以上の識別点からアカツクシガモ5個体を識別しました。

①アカツクシガモ♂生殖羽(画像1)
幼羽の要素は見られないのですが、♂生殖羽にしては黒い首輪の薄さが気になります。
非生殖羽の時期ではなく個体差なのか?もしかしたら第2回生殖羽の可能性もありかと思います。
画像1
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画像2
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画像3
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②アカツクシガモ♀幼羽→第1回非生殖羽
幼羽の特徴すべてが見られる個体で、体格も小柄なので♀でいいかと思います。
画像1
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③アカツクシガモ♂第1回非生殖羽→第1回生殖羽
♂生殖羽だと思っていた個体ですが、よく見ると尾羽が褐色で、頭頂に褐色部が見られ、肩羽や脇に濃淡差のある継ぎはぎ状に見える箇所があります。
三列風切は新羽に換わっていますが、外側1枚がまだ生えていない様です。
画像1
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④アカツクシガモ♂幼羽→第1回非生殖羽
頭頂に褐色部が見られ、三列風切が擦れた幼羽、肩羽にも幼羽が残っていて濃淡差のある継ぎはぎ状に見えます。
黒い首輪がはっきりしているので♂です。
画像1
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⑤アカツクシガモ♂第1回非生殖羽→第1回生殖羽
頭頂に褐色部が見られ、尾羽が褐色で、肩羽が継ぎはぎ状に見えます。
三列風切は新羽が1枚だけ見られ、あとは抜け落ちています。
黒い首輪がはっきりしてないのですが、他の♂と体格差を感じなかった点と、♀は第1回生殖羽で三列風切が完全換羽しないと思っているので♂だと思います。

野鳥ブログをされている方で同時期に撮影・投稿した写真が載ったURLです。
上から7番目の写真はアカツクシガモが羽を広げたシーンですが⑤と同個体です。
三列風切は外側1枚だけで、新しい羽が伸長中なのが判ります。
http://dendentoritori.blog.fc2.com/blog-...

以上、私なりに再検討したアカツクシガモ識別を報告させてもらいました。
間違いなどのご指摘あれば、遠慮なくご意見下さい。
今後の皆さんのアカツクシガモ識別に少しでもお役に立てれば幸いです。
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