投稿者
撮影場所

日本 長崎県

撮影日

2014 /5 /1

雌雄など

オス

夏冬羽など

投稿者コメント

「何か鳥いますか?」
最近、探鳥地ですれ違う人によく聞かれる。
その日、見たり聞いたりした鳥については、なるべく応えるようにはしている。
 ただ、返答にあきれることが多い。
「写真見せてもらえますか?」
「どこに行けば見れますか?」
 極端に渡りの野鳥が少なく感じる今年(2025年)はなおさらだ。

何故か、声をかけられた方からいた鳥についての返答はないし、探鳥している感じも見受けられない。
「いまそこでエゾムシクイが鳴いてますよ。」と返すと
キョロキョロしながらカメラを構えだす。
「茂みからナカナカ顔を出さないし、小さくてすばしっこい鳥なので簡単に写真は撮れませんよ。」と答えると、車に戻りそそくさと移動を始める。
カメラぶら下げて、鳥を写しに来る人は増えるばかり。

驚くべきは、
「ホトトギスが居ました!」
と自慢げにイソヒヨドリ♀の画像を見せてくる人までいる始末。
カメラ持つ前に、野鳥図鑑の一冊くらい携えてほしいものだ。
(今の時代はスマホ一台で図鑑など必要ないのかもしれないが…)。

摩訶不思議な事に、今から鳥見を始めるであろう方の中には、
「〇〇がいると聞いてきたんですが、居たら教えてください。」
と携帯電話の番号を聞いてくるものまでいる。
最初から野鳥と戯れることが目的ではなく、
”情報を頼りに手っ取り早く、写真さえ撮れればよいとする趣向がどうも流行っているようだ。”

双眼鏡かまえて鳥を探している人も、肝心の野鳥も減る一方。
静かに自然の中に溶け込み、野鳥の声を録る方にいたっては絶滅危惧種と言わざるを得ない。

愚痴を言ってもはじまらないが、
かつての(ほんの10年前には当たり前にみられた光景なのですが)ように
何を期待するでもなく、
ただ「その日、その時、その場所で」自分の足と耳と目を使って、思い思いの散策を楽しみながら、
探鳥会でのトリアワセのように、互いに観られた野鳥を語り合い、一喜一憂できるような人達と再び出会ってみたいものだ。

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投稿日:2025.05.05

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