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colchicus versicolor
日本 愛知県
2024 /8 /28
メス
8月28日昼田園地帯の畦道で寛いでいました。メス親と幼鳥が4羽いるのは確認できました。成鳥は目の回りが赤、幼鳥は白いです。気になったのは、メス親の尾羽がなかったこと。換羽なのか何かに襲われて抜けたのかは不明です。
>気になったのは、メス親の尾羽がなかったこと。換羽なのか何かに襲われて抜けたのかは不明です。 見事に、尾羽が完全に欠落していますね。 キジの換羽に関しては「学説がない」のですが、 知見を踏まえての「私見」ですが、換羽だと推論致します。 ニホンキジは、 古来より日本で馴染みのある野鳥ですが、 身近でありふれた「狩猟鳥」のせいか、(野鳥の)生態研究の対象から外れてしまっているようです。 私は、 2021年(08月25日以降から)、 尾羽が「完落」していた♂キジを(自宅脇で、度々と)見かけたので、 野鳥の会や山科鳥類研究所に報告をしましたが 『雄化した雌ではないか』 との回答でした。その回答以外に言及はなく、それで潰えた話題でした。 当「日本の野鳥識別図鑑」のコミュニティに、 別件「奇妙なツグミ」で投稿すると、 https://zukan.com/jbirds/question/17456 Shin’s さんからの丁寧な解説をいただき、 関連して「キジ」の事例は 『最も考えられるのは観察時期が換羽期に相当するので尾羽が脱落していただろうということです。』 とのことで、 「雄化」と「動物襲撃による事故」は否定されました。 (その新たな見解を、野鳥の会と山科鳥類研究所に報告しました) 私は現居住地(栃木県東部)に居を構えて30年ほどになります。 現居住地が丘陵上にあるため、 幸運にも、多数の野鳥の種が出没し生息(営巣)しています。 ニホンキジも常在種で、観察に恵まれています。 居ながらにして、窓外に「巣立ち」事例も出現しますが 例年、梅雨明け前の6月中旬から7月初旬のせいか、 雌親の尾羽は長いままで、欠損を認めることは皆無でした。 自然環境の中でのニホンキジは(絶妙な保護色ゆえに)、鳴いたり、動かなければ見つけることは困難です。外見が派手な♂キジでさえ、動かなければ周囲に同化し、消えるように見失います。 巣立ちビナは、巣立ってすぐに林床に居場所を変えるので、林床に入った後は再会は(幼鳥期は林床から出てこないので)不可能に近いです。巣立ちから新天地への出発どきの到来も早く、所要時間も長くはないので、その移動シーンに出会えることは奇跡的だと感じます。 当事例(hina5sora さんの投稿情報 No.178853 )は、 撮影日(2024 /8 /28)を踏まえると、 「雄の成鳥」での換羽事例と符合するので、 キジ(2024.08.28) - 日本の野鳥識別図鑑 https://zukan.com/jbirds/leaf178815 換羽期で「尾羽が完全脱落」して、4ケ月後 https://zukan.com/jbirds/leaf168195 「雌の成鳥も、同様に換羽をする」のだと思われます。 恐らく、「雌」での撮影事例は初認ではないでしょうか。 非常に、貴重な画像だと感じます。 学術的にも有益なので、 ぜひ、下記へ(観測事例)の情報を提供されて下さい。 ①公益財団法人「日本野鳥の会」 日本野鳥の会 : 日本野鳥の会支部一覧 https://www.wbsj.org/about-us/group/grou... その運営は、 各支部によって(その支部での「総会」を基に)起案されています。 日本野鳥の会は、会員の有無を問いません。 会員には「特典」があることが違いです。 野鳥情報などの収集は、 実際の居住地を担当する「支部」が担いますが、 幾つかの支部は(会員数の少なさや事務局員のなり手不足から)運営を限定し、野鳥情報の集約をしていないところがあるようです。 ②日本野鳥の会 : eBird Japan https://www.wbsj.org/activity/conservati... も適当かと思われます。 ③認定NPO法人「バードリサーチ」 公益財団法人「日本野鳥の会」と連動し、情報を共有しています。 また、(公財)日本自然保護協会、日本鳥類標識協会、(公財)山科鳥類研究所、環境省「生物多様性センター」とも情報を共有しています。 バードリサーチは、様々なプロジェクトを策定し、調査・研究のための調査研究支援プロジェクト(資金提供や助言)も積極的に行っています。それらを考慮すれば、バードリサーチへの情報提供は効果的です。 バードリサーチは会員登録が必要ですが、会員区分「協力会員」は無料です。 入会・ご支援 | バードリサーチ / Bird Research https://bird-research.jp/1_nyukai/index.... バードリサーチについて | バードリサーチ / Bird Research https://bird-research.jp/1_gaiyo/index.h... 下記は公開されている「参加型のプロジェクト」です。 プロジェクト紹介 | バードリサーチ / Bird Research https://bird-research.jp/1_katsudo/index... プロジェクトにない事例は、 バードリサーチ事務所へ「E-Mail」でご連絡ください。 認定NPO法人 バードリサーチ 〒186-0002 東京都国立市東1-4-28 篠崎ビル302 E-mail: br@bird-research.jp 事務所訪問も可能です。 バードリサーチ事務所地図| バードリサーチ / Bird Research https://www.bird-research.jp/1_annai/ind...
サンダーバードさんにはキジの尾羽についてこだわりがあるようですね。 このキジのメスも換羽中である風切の羽鞘が見えています。ところが尾羽は残存しているように見えます。繁殖期特有の尾羽というのは異性誘因の働きをすると思われますが尾羽全体ではなくカモ類でもそうですが中央尾羽付近の限られた羽根です。この画像のメスは草でよくは見えませんが中央尾羽が脱落しているのだと思われます。 Xのアカウントをお持ちでないと閲覧できないかも知れませんが上野動物園でのキンケイ雄の換羽期画像です。 https://x.com/UenoZooGardens/status/1542...
Shin’s さん、承知しました。 これからもよろしくお願いします。
サンダーバードさん、Shin'sさん丁寧な解説ありがとうございます。換羽なんですね。ありがとうございました。
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>気になったのは、メス親の尾羽がなかったこと。換羽なのか何かに襲われて抜けたのかは不明です。
見事に、尾羽が完全に欠落していますね。
キジの換羽に関しては「学説がない」のですが、
知見を踏まえての「私見」ですが、換羽だと推論致します。
ニホンキジは、
古来より日本で馴染みのある野鳥ですが、
身近でありふれた「狩猟鳥」のせいか、(野鳥の)生態研究の対象から外れてしまっているようです。
私は、
2021年(08月25日以降から)、
尾羽が「完落」していた♂キジを(自宅脇で、度々と)見かけたので、
野鳥の会や山科鳥類研究所に報告をしましたが 『雄化した雌ではないか』 との回答でした。その回答以外に言及はなく、それで潰えた話題でした。
当「日本の野鳥識別図鑑」のコミュニティに、
別件「奇妙なツグミ」で投稿すると、
https://zukan.com/jbirds/question/17456
Shin’s さんからの丁寧な解説をいただき、
関連して「キジ」の事例は 『最も考えられるのは観察時期が換羽期に相当するので尾羽が脱落していただろうということです。』 とのことで、
「雄化」と「動物襲撃による事故」は否定されました。
(その新たな見解を、野鳥の会と山科鳥類研究所に報告しました)
私は現居住地(栃木県東部)に居を構えて30年ほどになります。
現居住地が丘陵上にあるため、
幸運にも、多数の野鳥の種が出没し生息(営巣)しています。
ニホンキジも常在種で、観察に恵まれています。
居ながらにして、窓外に「巣立ち」事例も出現しますが
例年、梅雨明け前の6月中旬から7月初旬のせいか、
雌親の尾羽は長いままで、欠損を認めることは皆無でした。
自然環境の中でのニホンキジは(絶妙な保護色ゆえに)、鳴いたり、動かなければ見つけることは困難です。外見が派手な♂キジでさえ、動かなければ周囲に同化し、消えるように見失います。
巣立ちビナは、巣立ってすぐに林床に居場所を変えるので、林床に入った後は再会は(幼鳥期は林床から出てこないので)不可能に近いです。巣立ちから新天地への出発どきの到来も早く、所要時間も長くはないので、その移動シーンに出会えることは奇跡的だと感じます。
当事例(hina5sora さんの投稿情報 No.178853 )は、
撮影日(2024 /8 /28)を踏まえると、
「雄の成鳥」での換羽事例と符合するので、
キジ(2024.08.28) - 日本の野鳥識別図鑑
https://zukan.com/jbirds/leaf178815
換羽期で「尾羽が完全脱落」して、4ケ月後
https://zukan.com/jbirds/leaf168195
「雌の成鳥も、同様に換羽をする」のだと思われます。
恐らく、「雌」での撮影事例は初認ではないでしょうか。
非常に、貴重な画像だと感じます。
学術的にも有益なので、
ぜひ、下記へ(観測事例)の情報を提供されて下さい。
①公益財団法人「日本野鳥の会」
日本野鳥の会 : 日本野鳥の会支部一覧
https://www.wbsj.org/about-us/group/grou...
その運営は、
各支部によって(その支部での「総会」を基に)起案されています。
日本野鳥の会は、会員の有無を問いません。
会員には「特典」があることが違いです。
野鳥情報などの収集は、
実際の居住地を担当する「支部」が担いますが、
幾つかの支部は(会員数の少なさや事務局員のなり手不足から)運営を限定し、野鳥情報の集約をしていないところがあるようです。
②日本野鳥の会 : eBird Japan
https://www.wbsj.org/activity/conservati...
も適当かと思われます。
③認定NPO法人「バードリサーチ」
公益財団法人「日本野鳥の会」と連動し、情報を共有しています。
また、(公財)日本自然保護協会、日本鳥類標識協会、(公財)山科鳥類研究所、環境省「生物多様性センター」とも情報を共有しています。
バードリサーチは、様々なプロジェクトを策定し、調査・研究のための調査研究支援プロジェクト(資金提供や助言)も積極的に行っています。それらを考慮すれば、バードリサーチへの情報提供は効果的です。
バードリサーチは会員登録が必要ですが、会員区分「協力会員」は無料です。
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https://bird-research.jp/1_nyukai/index....
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下記は公開されている「参加型のプロジェクト」です。
プロジェクト紹介 | バードリサーチ / Bird Research
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プロジェクトにない事例は、
バードリサーチ事務所へ「E-Mail」でご連絡ください。
認定NPO法人 バードリサーチ
〒186-0002 東京都国立市東1-4-28 篠崎ビル302
E-mail: br@bird-research.jp
事務所訪問も可能です。
バードリサーチ事務所地図| バードリサーチ / Bird Research
https://www.bird-research.jp/1_annai/ind...
サンダーバードさんにはキジの尾羽についてこだわりがあるようですね。
このキジのメスも換羽中である風切の羽鞘が見えています。ところが尾羽は残存しているように見えます。繁殖期特有の尾羽というのは異性誘因の働きをすると思われますが尾羽全体ではなくカモ類でもそうですが中央尾羽付近の限られた羽根です。この画像のメスは草でよくは見えませんが中央尾羽が脱落しているのだと思われます。
Xのアカウントをお持ちでないと閲覧できないかも知れませんが上野動物園でのキンケイ雄の換羽期画像です。
https://x.com/UenoZooGardens/status/1542...
Shin’s さん、承知しました。
これからもよろしくお願いします。
サンダーバードさん、Shin'sさん丁寧な解説ありがとうございます。換羽なんですね。ありがとうございました。