投稿者 トリビオ (’◇’) トリビオ (’◇’)
撮影場所

日本 千葉県 谷津干潟

撮影日

2019 /10 /13

雌雄など

夏冬羽など

投稿者コメント

コメント欄参照(19/12/7追記)
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今回の台風の落とし物、それはコシジロウミツバメでした。
谷津、越谷、手賀沼、印旛沼、伊佐沼、多摩川、江戸川と、僕が知るだけでも7か所の目撃情報があります。台風で吹き飛ばされ、散り散りになって避難してきたのでしょう。

この谷津の個体は、当初、自然観察センターと野鳥の会の方々により、クロコシジロウミツバメと同定されていたのですが、今、同センターのブログを見ると、「クロコシジロウミツバメかコシジロウミツバメではないかと思います。」 と判断を避ける表現に訂正されています。

https://www.seibu-la.co.jp/yatsuhigata/b...

ネットで調べたところ、クロコシジロウミツバメ (LC) とコシジロウミツバメ (VU) の日本におけるレア度に差はなく、生息域から見ても、どちらが関東に来ても不思議はない (クロの方が若干可能性が高い?) ことから、当初の現場の判断を尊重し、ここではクロコシジロウミツバメとして投稿させて頂くことにします。

尚、海鳥の観察経験が皆無に等しい僕なりに、自分の撮ってきた写真と図鑑を見比べ、以下の点を中心に確認を行いましたが、特に、クロコシジロウミツバメであることを否定する特徴は見られませんでした。
・ 尾の燕尾 (凹) 形状の切れ込みの深さ
・ 腰の白色部の下尾筒/脇への広がり
・ 翼の長さと太さ
個人的には、クロコシジロウミツバメという判断は妥当ではないかという印象を持っています。

運営サイト
投稿日:2019.10.14

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3 Comments
  • クロコシジロウミツバメの数についてですが、Wikipediaの冒頭に記載されている保全状況評価はLCとなっていますが、日本に限定した場合はWikiの後半にあるように絶滅危惧IA類 (CR)(環境省レッドリスト)です。
    コシジロウミツバメに関しては環境省レッドリストには載っていません。
    クロコシジロウミツバメは現在日本では岩手県宮古市の日出島でのみ繁殖が確認され、営巣数も数十と非常に数が少ない鳥です。分布域はまだ未解明ですが、現在は日本近海でもほとんど見ることができません。
    対するコシジロウミツバメは東北北海道で多く繁殖し(数十万以上)、関東近海や伊豆諸島、小笠原諸島でも多くの観察例があります。また、秋の台風の際には本州の広範囲に迷行してくることが知られています。

    形態に関してですが、トリビオ様の画像や、他の方がネットにあげられている画像などを見ると、腰のバンド部分の中央に褐色の斑が確認出来ます。この特徴はコシジロウミツバメに見られるもので、日本で見られたクロコシジロウミツバメで褐色斑が出ている個体を見たことはありません。
    尾羽に関しても、典型的なコシジロウミツバメほどの切れ込みはありませんが、尾羽が閉じぎみの時の写真を見ると切れ込みがあるのが確認出来ます。クロコシジロウミツバメはより切れ込みが少ない尾羽の形状をしています。

    非常に似た両種なので断言は出来ませんが、上述のことからコシジロウミツバメの可能性が高いのではと私は考えております。
    長々と失礼しました。

    2019.12.07 11:27 ·不具合が発生しました.報告する
  • 海鳥好き様、コメント有難うございました。しっかりとした知識をお持ちの方にご確認頂けて嬉しいです。
    私自身、この投稿を未同定のまま放っておくことを心苦しく思っておりましたので、今回頂いたコメントを元に、登録先をコシジロウミツバメに変えさせて頂くとともに、ステータスを同定済に変えさせて頂くことにします。(’◇’)

    2019.12.07 13:18 ·不具合が発生しました.報告する
  • コメント欄の海鳥好き氏のコメント参照

    2019.12.07 13:28 ·不具合が発生しました.報告する
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