[ 記事No.20041
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2件のコメント
イスズミについて教えて下さい
全て伊豆諸島(御蔵島、式根島又は利島)で釣った背鰭臀鰭の軟条数はそれぞれ12と11のイスズミ科の魚です。本図鑑に掲載された写真の場所を踏まえ、これまで全てノトイスズミと考えていましたが、1から3枚目(1と2枚目は同一個体)は口がやや尖っており、ミナミイスズミでよろしいでしょうか。また、4〜6枚目は口が尖っていないように見えるので(6枚目は体色からも)、ノトイスズミでよいでしょうか?なお、背鰭と臀鰭の長さからテンジクイサキではないと考えました。鰓耙数は確認できていません。
お詳しい方が見てわかることがあれば、ご助言お願いいたします。
お詳しい方が見てわかることがあれば、ご助言お願いいたします。
なかなか興味深い質問をありがとうございます。
私自身もイスズミ科を勉強しており返信が遅くなってしまいました。申し訳ありません。
同定に関しては仰る通りで、
まず、1~3の個体はミナミイスズミで良いと思います。
テンジクイサキもイスズミ属の中では口が尖る方ですが、背鰭・臀鰭が高いほか、背部と腹部の輪郭がやや直線的である点でも異なります。
4~6についてはノトイスズミになると思われます。
4のように体色と黒い鰭のコントラストがはっきりしている個体、6のように全体的に茶色を帯びる個体は色彩の面でもノトイスズミと同定して差し支えないと思います。
私自身もイスズミ科を勉強しており返信が遅くなってしまいました。申し訳ありません。
同定に関しては仰る通りで、
まず、1~3の個体はミナミイスズミで良いと思います。
テンジクイサキもイスズミ属の中では口が尖る方ですが、背鰭・臀鰭が高いほか、背部と腹部の輪郭がやや直線的である点でも異なります。
4~6についてはノトイスズミになると思われます。
4のように体色と黒い鰭のコントラストがはっきりしている個体、6のように全体的に茶色を帯びる個体は色彩の面でもノトイスズミと同定して差し支えないと思います。
お忙しい中、ご丁寧なご解説ありがとうございます。疑問が解消し、すっきりしました。いつも大変勉強になります。
個人的な気付きとしては、イスズミは胴部の体の幅があるので、平面に置いて撮影した写真から吻の長さを評価するのはわかりにくいということでした。これからはもっとよく観察したいです。
個人的な気付きとしては、イスズミは胴部の体の幅があるので、平面に置いて撮影した写真から吻の長さを評価するのはわかりにくいということでした。これからはもっとよく観察したいです。