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日本産オハグロベラが増えました

[ 記事No.14332 ]
日本産オハグロベラが増えました
つい先月、オンラインジャーナル「Ichthy」にて日本初記録種 キツネオハグロベラ(Pteragogus enneacanthus)が報告されました。これまで本図鑑において、「コッカレルラス」の名で登録されていた魚です。
Pteragogus enneacanthusは、これまで大隅諸島や沖縄諸島からの水中写真のみが知られていましたが、今回屋久島と沖永良部島から得られた標本を基に正式な記載が行われた形です。

オハグロベラよりも南方に分布し、同種とは、体側全体に 7–8 本の白色縦帯があること、腹部に黒点をもたないこと、吻部から眼前縁にかけて 1 本の白色縦帯があること等によって区別されます。
また、本図鑑の過去の投稿(下記リンク参照)や記載に使用された標本の情報を見ると分かるのですが、本種は釣りでも漁獲されるようです。
https://zukan.com/fish/question/7985
個体数は決して多くはないですが、沖縄へ釣りに行かれた際には、運試しに狙ってみてはいかがでしょうか(^^)

“ベラ科魚類Pteragogus enneacanthusキツネオハグロベラ(新称)の標本に基づく日本からの初記録,および国内における分布状況”(※ファイルがダウンロードされます)
https://www.museum.kagoshima-u.ac.jp/ich...

キツネオハグロベラのページ
https://zukan.com/fish/internal4524
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