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魚の名前Q&Aアプリのプレスリリース版ができました。ぜひお試しください。

[ 記事No.13967 ]
8件のコメント
魚の名前Q&Aアプリのプレスリリース版ができました。ぜひお試しください。
現在、私たちが開発した魚の自動判定アプリ『魚みっけ』に、魚の名前の質問・回答に特化したQ&Aコミュニティを設置するための開発をしています。

先日テストしていただいたベータ版に引き続き、本番直前のプレリリース版を公開しましたので、ぜひお試しください。

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下のリンクから、スマホで(必ずスマホで)ダウンロードできます。

iPhoneの方はこちら
https://testflight.apple.com/join/SNHaxw...

Androidの方はこちら
https://play.google.com/apps/testing/air...
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こんな特徴があります。
●写真を投稿して魚名を質問することができます。
●回答は、魚名を入力すると候補が出てきますので、その中から選択します。
●回答の正しさの評価は、閲覧しているユーザーの投票で行います。
●同定済みとなった回答が複数ある場合、「いいね!」の数によって、ベストアンサーが決まります。
●SMS認証で安心で優しいコミュニティをめざします。

従来の掲示板やQ&Aとの大きな違いは、質問者・回答者以外の、閲覧ユーザーの投票で回答の正しさを評価し、ベストアンサーを選ぶ点です。

互いの知識を持ち寄って、魚の同定を楽しんでいきましょう。

【テストでお願いしたいこと】
1.まずは、「Q&Aホーム画面 > ログイン」よりログイン。
2.お手持ちの魚を写真で質問をお願いします。
3.回答があれば『賛成する・しない』などのボタンを押してみてください。
4.いいね!やコメントなどもお試しください。

※皆さまのご意見・ご感想をお待ちしております。

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プレリリース版ではベータ版から以下の機能追加や改善を行いました。
・質問や回答にコメントができるようになりました。
・質問や回答に「いいね!」ができるようになりました。
・質問する時に、「採集場所・水深・採集方法・備考」を入力できるようになりました。
・ページを移動する時の読み込みが早くなりました。
・質問詳細画面で、写真をタップして拡大表示できるようになりました。
・質問一覧画面で、画像の全体が確認できるようにレイアウトを調整しました。
・魚種の図鑑ページを開いたときに他のユーザの投稿画像などと見比べられるようになりました。
・Q&Aタブを最後に開いた状態でアプリを終了すると、アプリ起動時にQ&Aタブを自動で表示するようになりました。
・その他細かな不具合を修正しました。

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引き続き、以下の点を開発中です。
・ユーザ名の変更やアカウントの削除(退会)。
・同定済になった質問に「回答のチャレンジ」
・プロフィール画像や自己紹介文の設定
・プッシュ通知

なお、今回作成した質問などのデータは、いったんクリアされますのでご了承ください。

よろしくお願いいたします。
多数決方式だと、ムツはクロムツに、イズカサゴはオニカサゴに、イネゴチはワニゴチに、マタナゴはウミタナゴに、ダイナンアナゴはクロアナゴに、キアンコウはアンコウに同定されてしまう危険が高いと思います。
西野さん

コメントをありがとうございます。なるほど、そのようなことが起きる可能性はありますね。

ただ一方では、質問した人には正しい答えが何なのかわからないこと、権威のある個人に頼っていては物理的に限界があり、「場」が脆弱になること、あと、回答者がなるべくエビデンスを示すことで、閲覧者の知識が増えてより正しい答えを導くことができる、という流れを作りたいと考えています。

また、単純な多数決ではなく、賛成する・しないの一定の比率を設定しているのですが、それは実際に動かしながら調整していくことを前提にしています。つまり、最初からうまくいくとは考えておりません。

最初は、おっしゃるようなちぐはぐなことが起こるでしょうが、やがて良くなっていくでしょう。この図鑑のBBSも、最初は素人ばかりで、よちよち歩きでした。

また、一度同定済みとなったものに、後で異を唱えることも将来できるようになります。何度でもエビデンスを示して議論できることで、誤った答えがそのままにならないようにしたいと思っています。
本日時点でiPhone版のリンク先がNot Foundでした。

…のでまだ試せておらず、お求めの話題ではないことを承知しつつリンク修正待ちがてら少し感じることを書かせていただきたいなと思うのですが、

『魚みっけ』アプリ内のQ&Aコミュニティって、どういうユーザー層になるのかなと少し懸念しています。
(ユーザー層のデータを持っているわけでは当然ないのでこれ以降は想像の話なのですが、)そもそも自動判定アプリのユーザーは「おさかなライト層」の方が多いのかなと思います。決して専門家とは言えない私程度のレベルでも、簡単なものは当たりをつけて少し検索すれば確信を得られますし、難しいものになるとしっかり図鑑を引きたいなと思います。つまり中級以上のユーザーにとっては自動判定の出番があまりないのでは…?と思うのです。

ライト層の方にとってはわざわざ質問する手間も省けて便利なので、ユーザーはその層が中心になるのかなと。となると、多数決方式になったときに西野さんのご指摘の通り精度がなかなか上がらない恐れがあるなと思います。
もちろん、山出さんのおっしゃる通りやりとりが蓄積してゆくことで精度が上がってゆくものだとは思うのですが、やはり「正解率」の高いユーザーが積極的に参加しないとかなり時間がかかる(となると、信頼性が上がらずますます遠回りになる)のでは…と思います。

そこで現在サイトのQ&Aで回答してくださっているような方々に参加していただく必要があると思うのですが、管理者の方はともかくとして、一般ユーザー(とても詳しい方も含め)にとってQ&Aというのはサイト(およびアプリ)訪問の動機にはあまりなっていないんじゃないかと…
というのも、Q&Aってやっぱりきっちり答えるには時間のかかるものも多いですし、間違った答えを出しちゃいけないというプレッシャーもあります。さらに回答してもなしのつぶてで肩透かしを食うこともあります笑。つまりQ&Aって回答者には必ずしも利益はなくて、あくまで善意や回答者自身の向学心に支えられてるような気がするんです。

私自身、サイトを訪問したらQ&Aコーナーは必ず覗きますが、それは「どんな魚が質問されてるんだろう」という興味に基づくもので、正直「よーし回答するぞ」と思っているわけではないし即答できないものは興味をもってスルーしています。あくまで想像でしかないのですが、特に同定の難しさを知っている中級ユーザーの方には、Q&Aへの関与について似たような難しさを感じている方は多いんじゃないかと思うんです。

投票はそんな難しさを緩和する有効な一手段だとは思うのですが、私としてはQ&Aは(回答者レベルの)ユーザーがサイト・アプリを訪問する主たる動機にはならないとやはり思います。

そこで知識レベルを問わずユーザーや情報を効率よく蓄積していくための訪問の動機付けですが、現在サイトを見ている限りではやはり「私の図鑑」的な機能が重要ではないかと思います。つまりはマイページということで、開発的にはコストも期間もかなりハードルが上がりそうですが…
魚種をカウントしている方もいらっしゃいますし、そのほか情報としては場所(都道府県)や時期もあるので、自分がどんな時期にどこでどういう魚と出会ってきたのかを可視化して図鑑化できるマイページがあれば自身のアーカイブとしてとても楽しいですし、学術的な意義もあると思います。特に都道府県の情報は(淡水魚は問題もありますが)現時点でも既知の分布域を更新する情報が既にかなり蓄積されていそうですよね。
そうなると投稿の動機も増して、さらに情報が活発に集まるのではないかと思います。

そもそも、以前は場所でソートして投稿を見る機能やマイ図鑑の機能もあったんですよね?私はその頃はたまに見ているだけだったのですが、それらがなくなったことを惜しむ声も上がっていたような。

そんなわけで、ここでの議題と別の論点で長々と申し訳ありませんが、中級レベル以上のユーザーを活発に引き込むような機能が望ましいのではないかと思いました。
言葉で書くとちょっと感じ悪くて申し訳ないのですが、本当はこういうのってオフ会的に雑談できるといいんでしょうね!
長嶋祐成さん

URLがnot foundになっている件、教えていただいてありがとうございます。
正しいURLは、以下となります。どうぞお試しください。
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iPhoneの方はこちら
https://testflight.apple.com/join/SNHaxw...

Androidの方はこちら
https://play.google.com/apps/testing/air...
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どんな方が利用してくださるのか、想像や想定はしているのですが、正直なところ、なかなか想定どおりにいかないことも多いので、生き物の名前を質問し、それに答える専用アプリを一所懸命作ってみました。というところです。

多くの方からデータを預かっている立場ですので、長くやっていくことが使命と考えており、長くやっていくためには、数年後にどうなっているのかを考えて、新しい場をこしらえたり、中身を充実させていく試みは常にやっていく必要があると思っています。開発となるとお金もかかることですので、思いだけではどうにもならないのですが、今回、そのチャンスに恵まれました。

おそらく、長嶋さんがおっしゃるように、この掲示板も含めてFacebookやTwitterなど、既存の仕組みやコミュニティに満足している方は、容易に動くことはないだろうと私も考えております。それでもやります。

データのことを書いておきますと、魚みっけはあんなに起動されなさそうなアプリなのにも関わらず(何か魚を釣って、それが自分が知らない魚であり、なおかつその魚の名前を知りたいと思うことは、そんなに年間何度もあるものではなさそうに思います)、毎月15000人ほどの方が使っています。

せっかく魚に興味のある人が、AIとの瞬間的な接点しかないのはもったいない、もっと何かできるはずと考えました。

また、これによって同定をしっかりやれるようになることを前提に、『amazonみたいな魚の食味レビュー』のアプリを作ろうとしています。その先も計画があるのですが、具体的に日程にのっているのは、ここまでです。

いろいろと有益なご提案をありがとうございます。マイ図鑑は「食べた魚」でやることは考えていました。また明日、頭がクリアな時に、じっくり読ませていただきますね。

オフ会もやりにくくなってしまいましたが、一度皆さんとお会いして、わいわい語り合うことができればと願っております。
山出さん
リンクありがとうございます。試してみます。
今後の件はおっしゃる通りですね。私程度のレベルでも魚との関わりについてはボリュームゾーンを外れていると思うので、もうかなり意見が偏っているのかもしれないなといただいたご返信を見て思いました。
ますます多くの方がご利用なさるよう、今後とも楽しみにさせていただきます。
長嶋さん

手書きのhtmlでWEB魚図鑑を作り始めた頃に釣った、タカノハダイの写真を貼ります。データはこちらです。
https://zukan.com/fish/leaf129

図鑑を作り始めるまで、魚をまじまじと見つめたことはなかったのですが、このタカノハダイを見て、自分がやろうとしていることは間違っていないことを確信しました。日付を見たら1999年11月となっています。

それまでの私の頭にあったタカノハダイは、「まずい」「くさい」「外道」「潮止まりになると釣れてくる厄介もの」といったもので、どこかの知らないライターが、おそらく子引き、孫引きで書いた文字情報の刷り込みでした。

そもそも、釣った魚を写真に撮る人もいませんでした。1995年はネットワーク設定が比較的簡単にできるWindows95が発売され、各地にプロバイダができ始め、カシオが初の民生用のデジカメQV-10を発売した、インターネット元年でした。携帯電話の普及期でもあります。

その3年後の1998年に、パソコン通信ニフティサーブが日本で初めて(世界で初めてだったかもしれません)、画像を投稿できる掲示板システム『パレット』を開発して、私が運営していた釣りフォーラム(14万人)に2つ、割り当てられました。

それを使って何ができるのか。『釣り x インターネット』の解ってなんだと考えて、「携帯電話も普及して、釣り人はほぼ全員カメラを持って釣りに行くようになった。研究者は知識はあるけど、フィールドで魚を見る機会は釣り人の方が圧倒的に多い。この2つの領域をつなぐことができれば、素敵なものができるはず」と考えました。

いわば、頭の中で導いた答えだったのですが、このタカノハダイが、その答えが別の意味で正しかったことを教えてくれました。「魚に目を向けると、ものすごく楽しい」ということです。

なので、ボリュームゾーンという考え方は、実のところしたことがなくて(というより多様すぎていまだにわかりません。自分が面白いと思うものを信じるだけで)、ただこのタカノハダイの感動はずっと忘れないでいたいと思っています。

WEB魚図鑑は多くの方の投稿と、同定に関わる労力と、ボランティアスタッフの熱意と、エンジニアの努力と、大きなお金と時間を投じて、目に見えない支援や愛情も含めて、日本中の魚好きの力で成り立っています。

なので、私の責任として現状に立ち止まって、時代に風化させることだけは避けなくてはならないと考えております。じたばたを続けているのはそのためです。

いつもWEB魚図鑑のことを深く考え、関わってくださってありがとうございます。最近、私はファウナ・ヤポニカのイゴダカホデリや長嶋さんのマハゼといった二次元方面にも心を動かされております。
全体としては、素晴らしい構想ですので、問題点をクリアしていけば、良いものになるかもしれませんね。
西野さん

ありがとうございます。WEBのいいところは、どんどん修正していけるところと思います。問題点に気づかれましたら、また教えていただけると幸いです。
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