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ツケアゲエソについて

[ 記事No.10933 ]
3件のコメント
ツケアゲエソについて
こんにちは。
先日、日本近海で初確認され和名のついた「ツケアゲエソ」のニュース記事を見ました。
いままで類似種のクロエソを釣ったことはあるのですが、記事の文面からは見分け方が分かりませんでした。どのような点で見分ければいいのでしょうか?
添付写真は過去に釣ったクロエソと思しき魚(すべて同一個体)です。
この魚はツケアゲエソの可能性はありますか?

高知県南西部水深約20mの砂地、ルアーにて釣獲。
全長40㎝超。
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ツケアゲエソの同定のポイントとしては
・胸鰭後端が、背鰭始部と腹鰭始部を結んだ直線に達しないこと(他種では達するか越える)
・胸鰭後縁が凹状に深く切れ込むこと(浅く切れ込む)
・尾柄上の側線鱗が隆起すること(隆起しない)
・体側鱗が剥がれにくいこと(剥がれやすい)
等があります。
マエソとの識別に限って言えば、“ツケアゲエソは尾鰭上縁に4-12個の暗色点が並ぶ(マエソはないか、あっても不明瞭)”というのも有効になりますね。

できれば胸鰭を畳んだ画像も欲しかったのですが、けむりだまさんの個体は胸鰭後縁の切れ込みが深いことや尾鰭上縁に明瞭な暗色斑があること、尾柄上の側線鱗が隆起して見えること等から恐らくツケアゲエソになると思います。
今のところ北限は鹿児島県本土となっているため、分布からは外れてしまいますが、鹿児島近海で再生産を行っている可能性が高いことや黒潮の影響を考えると高知で釣れても何ら不思議はありません。

ちなみにツケアゲエソの生息水深が15-40mなのに対して、クロエソは150m前後と、かなり差があるため、浅い水深で釣れて尚且つ尾鰭上縁に明瞭な暗色点列があればツケアゲエソである可能性が高くなります。
私の長々とした文章では伝わるか微妙なので元の論文も置いておきます(^^;
オープンアクセスなのでもし良ければご覧ください。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/tax...
Mano_Yu さん、詳細な説明ありがとうございます!
ということはツケアゲエソかもしれないということですね。
論文の発表より前に自分が釣っていたと思うと感慨深いです(*^_^*)
高知で本種が確実に釣れる場所は自分が知る限り1か所あり、小さいのも混じるので実は繁殖してるかもしれないです。
また釣ってちゃんとした記録写真が撮れたら図鑑の方にも投稿したいと思います。
ありがとうございました。
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