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同定をお願いしたいです。

[ 記事No.10555 ]
4件のコメント
同定をお願いしたいです。
千葉県金谷港沖の水深約150mの砂泥のフラットなエリアで釣れたものです。
全長が42cmです。
ガンギエイの仲間だとは思いますが見当がつきません、どなたかご教授いただければと幸いです。
画像1
産地や尾部の棘列数からまずコモンカスベ属Okamejeiであり、体盤背側に小黒斑が散在しないことからコモンカスベとメダマカスベに絞れます。メダマカスベに関しては不明な点が多く、一方でコモンカスベは地理的変異が大きいため、この画像からは私は判断できません。
モプラさんありがとうございます。
ちなみに他に同定の際に決め手となる差異などはあるのでしょうか?
今後同じような個体が釣れた場合の参考にしたいと思います。
細かい違いはいくつかあります。日本産魚類検索では腹側の模様と尾部側面にあるひだ状の皮に関して記述がありますが、腹側の模様は個体差が大きく、個人的にはあまり信用していません。尾部側面の皮は、尾部先端にある小さな尾鰭の中央より後方に達する場合コモンカスベとなり、反対に達しない場合メダマカスベとなります。

また、他にも細かい違いはあります。まず上顎の歯の列の数がコモンカスベでは44-52、メダマカスベでは36-41です。また、眼と眼の間の幅が眼の大きさに対して長いのがコモンカスベ、短いのがメダマカスベで、2つの背鰭の間の長さが短いのがコモンカスベ、長いのがメダマカスベです。具体的には専門的な計測方法による計測値を用います。

あと、ちなみにですが、コモンカスベに関しては小黒斑が散在する変異もあります。

長く分かりにくい説明になってしまいましたが、参考になれば幸いです。
もぷらさんありがとうございます。
詳しい内容でとても勉強になりました。
今後同様の個体が釣れた場合は参考にして確認してみます。
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