投稿情報
No.126454投稿者 |
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撮影日 |
2020 /9 /5 |
採集場所 |
オーストラリア NSW州 ノースコースト |
全長 |
102.0cm |
採集方法 |
泳がせ釣り |
水深 |
8.0m |
底質 |
岩礁 |
餌など |
アジ 生餌 |
投稿者コメント |
シドニーから300㎞くらい北にいったところの岩場で、一緒に行った友人が釣った。現地の人は皆、Long Tail Tuna (コシナガマグロ: Thunnus Tonggol)だというが、いくつかの点でコシナガマグロとは異なるので、同定を依頼したところ、西野敬さまから、やはりコシナガマグロだろうという判断をいただいた。州政府の水産局へ写真や以下の情報などを送って問い合わせてみたがやはりコシナガマグロだという話。確かに尾部が長いことや腹の斑点などコシナガマグロの特徴も持ってはいるものの、以下の5点についてミナミマグロの特徴がみられ、日本のコシナガマグロと同種だとはどうしても思えない。遺伝子解析しなければわからないかもしれない。
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3は誤りで、カツオなどはそうですが、マグロ属は体全体が小鱗で覆われます。
ボウズコンニャク氏の市場魚貝類図鑑のコシナガマグロには次のようにあります。
「赤身魚のひとつ。頭部近くにしか鱗がない。皮は薄く弱い。骨はあまり硬くない。赤身ではあるが赤みは弱い。血合いはあまり大きくはない。熱を通しても硬く締まらない。」
確かに市場魚貝類図鑑にはそう書いてありますが、魚類検索の検索図の分岐でマグロ属は全て体全体に細かい鱗がある方へいきます。
その画像としては、WEB魚図鑑のコシナガの右2段目(フィリピン産)、右4段目と右5段目(香港産)の画像を拡大すると、細かい鱗が確認できます。
又、魚類写真資料データベースのKPM-NR-44214、
KPM-NR-53246の2と3を拡大すると、細かい鱗が見えます。
更に、KPM-NR-942の尾柄隆起は若干黄色味があります。
そもそも、成魚でも胸鰭が第二背鰭に届かない個体は多く、未成魚では全く当てはまりません。
ただ、この個体の第二背鰭の黄色味が強いのに違和感を感じます。
西野さま、
コメントありがとうございます。
当地ではキハダも含め大型が釣れるようなので挑戦します。また釣れたら報告いたします。