投稿者 釣りおじさんinシドニー 釣りおじさんinシドニー
撮影日

2020 /5 /31

採集場所

オーストラリア NSW州 Kiama

全長

56.0cm

採集方法

釣り

水深

3.0m

底質

岩礁

餌など

イワシ切り身

投稿者コメント

サバの夜釣りに来たのだが、ほんの少し前までよく釣れていたのに当日に限って全く釣れない状況が続いた。諦めて帰ろうと考えはじめた時に一緒に来た連れにこの奇妙な魚が連続2匹かかった。一応持ち帰ったものの、食べてよいものかどうかはもちろん何の魚かさえわからなかったため、同定を依頼して本種であると判明。「体色は黒っぽい」とあるが、生きている間は完全なメタリックの銀色で、まったく黒くない。それに加えて長いため、隣から見ていてタチウオだと思った。というより、風貌や歯並びはタチウオにそっくりで、頭部だけ見せられたならほとんど区別がつかないだろう。
仕掛けを引き揚げている途中に喰いついたとのこと。普段は深海にいるが夜に大挙して岸に近づいてくるらしい。サバが釣れなかったのはこの魚が追い出したのではないかと推察する。持ち帰った時には輝きは失われて確かに黒っぽいくすんだ色になってしまっていたので、うまく撮れてはいないものの現地で生きた状態で撮影した画像を掲載した。
本種バラクータ(タに濁点がない)はオーストラリアでの呼称であり、紛らわしいオニカマス等のバラクーダ(タに濁点がある)とは無関係。日本に輸出されておりミナミクロタチと呼ぶらしい。
釣った本人からの話では、猫のひげのような骨がたくさんあるが、味の方はかなりいけるとのこと。

投稿日:2020.06.03

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