Hippocampus coronatus Temminck and Schlegel, 1847
| 形態・特徴 |
尾鰭はなく、頭部と躯幹部の両体軸はほぼ直行する。躯幹輪数は10。尾輪数は37~40。頂冠はとても高くて目立つことなどが特徴。 |
| 分布 |
北海道~九州。朝鮮半島南部。 |
| 生息環境 |
沿岸浅海域の岩礁域・藻場に生息する。稚魚は流れ藻についていることもある。産卵期は春~秋とされる。 |
| 標準和名 |
新潟県佐渡島・和歌山県他での呼び名が由来となっている。『さかな異名抄』 |
| 地方名 |
リョオノコマ・リュウノウマ・リュウグウノコマ(神奈川県三浦市)、ジャノコ・タツノステゴ(北陸地方)、ウミノカオ(富山県)、タツ(静岡県伊豆)、ウマウオ・ウマイオ・ウマ(和歌山県、瀬戸内地方、高知県、長崎県壱峻島)、ウマヒキ(和歌山県)、ウミウマ(山口県)、カイバ・ミツチノコ(香川県)、タツノコ(高知県) |
| 史話・伝承 |
治承二年、平清盛が中宮徳子(建礼門院、清盛の娘)の難産のときタツノオトシゴ六匹を献じた記録がある。『さかな異名抄』 |
| その他 |
昔は安産のお守りとして、雌雄一対の干物を鏡台の引出しに忍ばせたという。『とやまキトキト魚名考』 |
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