特徴 | 体色は白色で、尾鰭には大きな黒色斑があるがその後方に小さな白色斑がなく、ワヌケトラギスと区別される。側線有孔鱗数は59-60。雄の頬下部には茶褐色または暗色の半円形帯か細長の同色斑を有するが、斜帯はない。雌の頭部には小黒色斑が多数ある。雄の腹部には3つ前後の小眼状斑列があり、雌ではそれが6-7つある。体長20cmになる。 |
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分布 | 八丈島、愛媛県、高知県、琉球列島。~フィリピン、スラウェシ、セラム海、チモール海にかけての西太平洋。南シナ海、フローレスからも。 |
生息環境 | サンゴ礁周辺の砂底に生息する。沖縄ではごく普通に見られる種。 |
食性 | 肉食性で甲殻類や多毛類などの底生動物のほか、小魚なども食べ、ルアーも追う。 |
地方名 | ウミイブ(鹿児島県奄美大島)、ヒーバーミックヮー(沖縄県糸満市)、ビーシャ(沖縄県宮古島市狩俣)、グルチィキャ(沖縄県宮古島市久貝)、ムチュー(沖縄県久米島町) |
その他 | サンゴ礁内ではよく釣れ、食用にされることもあるがあまり一般的ではない。
本種とその近縁種群は分類学的に長らく混乱していたが、Imamura and Yoshino(2007)により再検討が行われ、本種は新種記載された。 |
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