特徴 | 成熟サイズは雄で全長140~165cm、雌で200cm前後。全長42~55cmで出産され、最大で370~420cmになる。本種は、頭部前端に凹みがあり、その両側に2突出部があること、吻は短く、頭幅の5分の1~3分の1程度の長さであること、第一背鰭は比較的大きく、第二背鰭の湾入は緩やかなこと、胸鰭先端と尾鰭下葉の先端が黒ずむことから他のシュモクザメ科魚類と区別される。 |
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分布 | 青森県以南のほぼ日本各地。~世界中の温帯・熱帯海域。 |
生息環境 | 大陸棚上や深海近くの水面下から水深280mにまで生息する。沿岸近くや内湾、汽水域にもしばしば現れ、若魚は主に沿岸域に生息する。 |
食性 | 硬骨魚類、サメ類、エイ類、無脊椎動物を捕食する。 |
地方名 | シュモク(山形県、静岡県伊豆)、シモグザメ・ワニサメ・ワニ・マッカザメ(山形県)、ネンブツサガ(茨城県)、ネンブツサメ(茨城県北茨城市)、カセバン(富山湾)、チャンチャン(静岡県伊豆)、カセフカ・グラマン(山口県)、アカカセ(長崎県長崎市)、ヒコーキ(長崎県諫早湾)、カセ(長崎県五島)、カシー・イエイサバ(沖縄県本島)、カシプカ(沖縄県宮古島市)、イーヘーグワー(沖縄県八重山)
参考:https://gyomei.zukan.com/?p=1577394030 |
その他 | シュモクザメ科魚類は、胎生で胎盤をもつ。本種は、一腹あたり13~31尾の仔ザメを9~10ヵ月の妊娠期間の後に出産する。世界的に分布するシュモクザメの仲間でも最も数の多い種で、季節的な回遊を行い、100尾ほどの大群をなして泳ぐ。多くの地域で大量に漁獲され、資源量に懸念が抱かれる。 |
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