特徴 | 全長1mほどになる。体の地色は明るい茶色で、暗褐色をした鞍状の斑紋が頭部から尾鰭にかけて規則的に並ぶ。頭部から尾鰭にかけて暗色および白色の斑点が散在する。腹面の地色はより明るく、基本的に斑紋はない。背鰭、臀鰭および尾鰭には暗色部および暗色斑点がある。胸鰭と腹鰭の上面には前述と同様の斑紋がある。第一背鰭は腹鰭の上にある。第二背鰭は、臀鰭と対在し、第一背鰭よりはるかに小さい。海水を胃袋に飲み込んで、体を膨らませることができる。 |
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分布 | 北海道から九州の太平洋岸、南西諸島および台湾にかけて分布する。 |
生息環境 | 沿岸の浅所から水深450mほどの海底に生息する。 |
地方名 | ネゴザメ・ンバザメ・トラザメ・モグザメ(山形県)、ドヂ(静岡県伊豆)、サメ・トラワニ・フカモタ・モタザメ(京都府丹後)、ネコ・クソ(兵庫県但馬)、グニャブカ(長崎県対馬市)、サンカク・ヤモリ(長崎県長崎市) |
その他 | 卵生。これまで、日本に分布するナヌカザメ(C. umbratile)はニュージランドに分布するもの(C. isabellum)と同種とされていたが、前者は吻がより長く、斑紋が多いことから区別される。南日本から台湾、ベトナム近海でみつかっている小型で斑紋の少ないナヌカザメは未記載種とされている。 |
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