形態・特徴 | 体は長く、黒っぽい。背鰭と臀鰭には5-7本の小離鰭がある。側線は大きく波打つ。体側鱗は大きい鱗の周囲を、小さい有孔管状鱗がとりまくという構造になっている。尾柄部の中央には大きな隆起線があり、後半部にも副隆起線が上下に各1本ある。腹鰭棘は1棘5軟条あり、退化的ではない。バラムツによく似ているが、バラムツでは尾柄部に隆起線がない。大型種で体長1.3mに達する。 |
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分布 | 南日本の太平洋側。世界中の温・熱帯海域。深海域に生息する。 |
生息環境 | 深海性。 |
食性 | 肉食性と考えられる。 |
地方名 | アブラ(茨城県ひたちなか市)、イングヮンダルマ・イングヮンタルミ(沖縄県) |
その他 | 釣りや沖合底曳網で漁獲され、国や地域によっては食用とされていることがあるが、肉にはワックスを多量に含んでいるため日本では食用として流通は禁止されている。
アブラソコムツ属は、世界の熱帯・温帯・亜寒帯の海から本種1種のみが知られている。 |
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