形態・特徴 | 背鰭は2基で、第1背鰭と第2背鰭の間隔は眼径より狭い。また、背鰭棘は軟らかく、11~12棘。体色は、幼魚の頃は暗色地に白色の斑紋や横紋が散在するが、成長に伴って一様に暗色になっていく。日本には同じ科に属する種は他にギンダラがいるのみで、丸くて太い体形や体色などで容易に区別することができる。 |
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分布 | 北日本の太平洋岸。~ベーリング海、中部カリフォルニア。 |
生息環境 | 幼魚は外洋域の表層の流れ藻や木片などの漂流物に付くが、成長すると水深のある岩礁域へ群れるようになる。成魚の生息水深は200~600mとされ、寒海性の深海魚といえる。 |
食性 | 肉食性で、小型魚類や軟体動物、ヒトデ類などを捕食しているという。 |
地方名 | アブラボウ(青森県、福島県いわき市) |
その他 | 幼魚は観賞用として水族館などで展示されることがあるという。また、漁獲された成魚はギンダラと同様な調理方法で賞味され、旬は冬とされる。しかし、身は脂肪分が多く、その名前の由来ともなっており、食べ過ぎると下痢を起こすこともあり、注意する必要がある。 |
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