Gnathodentex aureolineatus (Lacepède, 1802)
形態・特徴 |
体側の腹部には黄色っぽい細縦帯がある。体色は水中で見たら銀色に輝き、美しい。釣り揚げると一時黒っぽくなり、淡色のまだら模様が現れる。主上顎骨に鋸歯状突起があるが、これは眼下骨におおわれて見えにくい。側線有孔鱗数は60~70と、ほかのフエフキダイ科魚類と比べて著しく多い。成魚でも体長25cmほどの小型種。 |
分布 |
伊豆半島、和歌山県以南の太平洋岸、長崎県、琉球列島、南大東島、小笠原諸島。~インド-太平洋 |
生息環境 |
水深30m以浅のサンゴ礁域、岩礁域にすむ。幼魚はごく浅い場所にも見られる。 |
食性 |
肉食性。甲殻類、小魚などを主に捕食している。 |
地方名 |
ムチックワ(鹿児島県奄美大島)、ムツンガー(鹿児島県喜界島)、ムチグヮー・ムチヌイユ(沖縄県)、ムチグヮーイユ(沖縄県糸満市)、アカムチー(沖縄県国頭村)、ミッフサピ(沖縄県宮古島市)、ミフゥサビ(沖縄県宮古島市狩俣)、フゥサビイ(沖縄県宮古島市久貝)、ムチグワー(沖縄県八重山) |
その他 |
食用魚として取り扱われる。釣り、刺網などで漁獲され、市場に出る。肉は白身で美味という。ただし熱帯地方ではシガテラ毒の報告もあるので、注意しなければならないという。また幼魚は綺麗なので、観賞魚としても取り扱われるようだ。ノコギリダイ属は本種のみからなる。 |
食味レビュー |
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