形態・特徴 | 腹鰭は背鰭よりも前方にある。第1鰓弓には2本の鰓耙がある。体側には目立つ横帯がなく、普通は1本の縦帯がある。ただし、これは不明瞭な場合がある。ヤマトカマスとは鰓耙や腹鰭の位置で区別できる。タイワンカマスやイブリカマスとは、体側の縦帯の数などにより区別できる。体長30cm近くになる。 |
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分布 | 北海道~琉球列島までの日本各地沿岸、東シナ海。~インド・太平洋。沿岸浅海から水深160mまですむ。 |
生息環境 | 沿岸域~沖合い、サンゴ礁にすむ。東シナ海では沖合底曳網によって水深160mからも漁獲されている。 |
食性 | 肉食性で小魚や甲殻類などを捕食する。 |
食味・料理 | カマス寿司(福岡県久留米市) |
地方名 | カマス(青森県、山形県、福島県、茨城県日立市、富山湾、石川県、静岡県伊豆、京都府丹後、和歌山県、鳥取県境港市、山口県下関市、長崎県対馬市・長崎市南部、鹿児島県串木野)、ガタカマス(宮城県)、トガマス(福島県)、ホンカマス(富山湾、高知県西部)、アブラカマス・チャガマス(静岡県伊豆)、シャクハチ(京都府丹後)、ホンガマス(熊本県水俣市)、マガマス(宮崎県日向市細島)
参考:https://gyomei.zukan.com/?p=1577393942 |
その他 | 定置網、底曳網、釣りなどで漁獲され、食用になりかなり美味である。塩焼きや、干物などにされるほか、新鮮であれば刺身でもよい。
本種を含むタイワンカマス近縁種については、再検討が行われている。琉球列島から記録されたダルマカマスSphyraena sp.についてはアカカマスと同じものとされている。 |
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