Ophichthus zophistius (Jordan and Snyder, 1901)
形態・特徴 |
“ウミヘビ”と名前に付く動物には、鱗のあるものと、ないものに分けられる。前者は爬虫類のヘビ亜目に分類される蛇の仲間となり、後者はウナギ目に分類される魚類の仲間となる。本種には鱗がなく、魚類の仲間となる。ウミヘビ科ウミヘビ亜科に分類される魚類には尾部の先端に鰭を持ち合わせておらず、肉質が突出しているという特徴がある。そして本種の特徴は、吻部に眼の直前から鞘状の白色帯と暗色帯が交互に見られる頭部が一番見分けやすい。しかし、近縁でよく似たミナミホタテウミヘビという種がおり、厳密には主上顎骨歯は円錐状で1~2列をなすこと、脊椎骨数が170~183であることなどを確認する必要がある。 |
分布 |
東京湾~鹿児島県までの太平洋岸、新潟県以南の日本海岸、瀬戸内海。~朝鮮半島、インド-西太平洋。 |
生息環境 |
沿岸の砂泥底に生息し、汽水域に出現することもある。夜行性であり、普段は砂から頭だけを出して外の様子を伺っている。 |
食性 |
肉食性。死んだ魚類や甲殻類なども食べる。 |
地方名 |
ウミヘビ(山口県下関市) |
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