形態・特徴 | テングハギ属はインド・太平洋から19種が知られている。尾柄部に1-2個の骨質板を有し、腹鰭は普通1棘3軟条である。本種では尾柄部の骨質板数は2。頭頂部には角状突起を有する。ツマリテングハギに似ているが、尾鰭の淡色の横帯は後端に限られる。尾鰭は湾入し、上葉は長く伸びる。体長60cmに達する。 |
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分布 | 青森県以南の太平洋岸、日本海沿岸、伊豆諸島、琉球列島、尖閣諸島、南大東島、小笠原諸島。~インド-太平洋。紅海やハワイ諸島にも分布する。 |
生息環境 | 珊瑚礁域や岩礁域に生息する普通種。幼魚は内湾などにも出現する。また黒潮にのり南日本にも見られる。 |
食性 | 雑食性で藻類や動物プランクトンを食べる。 |
地方名 | テング・ニノジ・オキニノジ・ツノハズ(静岡県伊豆)、ツノゴメ(鹿児島県屋久島)、ツヌー・トゥヌー(鹿児島県喜界島)、チヌマン(沖縄県本島・久米島町・八重山)、ホンチヌマン(沖縄県糸満市)、イノーチヌマン(沖縄県国頭村)、ジュ一ジュマスイ・マブユ(沖縄県宮古島市) |
その他 | 食用魚として重要。刺身や塩焼きなどで美味で、市場にも出る。 |
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