Misgurnus dabryanus (Sauvage, 1878)
分布 |
原産地はアムール川~ベトナムまでの中国大陸東部、朝鮮半島、台湾。日本では関東地方、東海地方、近畿地方、愛媛県などで確認されている。日本では国外外来種で、要注意外来生物。 |
特徴 |
口ひげは5対で、日本在来のドジョウに非常によく似ているが、髭がやや長く、尾柄高がやや高い。雄の胸鰭の骨質板の形状もやや異なっている。全長10cmほど。 |
生息環境 |
日本在来のドジョウと同様、平野部の浅い池沼、水田およびその周辺の水路などに生息する。泥底や砂泥底を好む。 |
その他 |
本種は食用として輸入されたドジョウに混ざって逃げ出した、あるいは遺棄され日本に定着したものとされている.しかし、日本列島ではふたつの異なる遺伝的集団があることが報告されており、そのうちの一つは中国のものと同じ集団とされる (移植され定着したものと思われる) が、もう一つの集団は他の地域で見られない集団であるという。現在研究が進められているところである。カラドジョウの学名についてはParamisgurnus dabryanusとされていたが、Misgurnusと属を分かつほどの差はないとされ、細谷(2013)では本種の学名をMisgurnus dabryanusとしている。ここでもこれに従った。 |
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