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サツキマス

Oncorhynchus masou ishikawae Jordan and McGregor, 1925

形態・特徴 アマゴとサツキマスは同種である。アマゴは陸封型の標準和名となり、サツキマスは降海型の標準和名となる。このようにサケ科魚類には例外的に標準和名を2つもつ種(もしくは亜種)がいる。
尾鰭に黒点が全域になく、頭部背面を除く背面に黒点が散在し、朱色斑があることで区別される。但し、降海型の個体は銀毛化しているため朱色斑が確認できないこともある。海域で漁獲される個体および雌個体の体は一様に銀白色である。溯上期の雄は「鼻曲がり」の状態になり、体色は黄緑色になって桜色から撫子色のまだら模様が入ったものとなる。朱色斑がないものは、本種と亜種関係にあるヤマメおよびサクラマスの特徴になるが、分布域は重ならない。
分布 静岡県以南の本州の太平洋・瀬戸内海側、四国、大分県、宮崎県。湖、ダム湖、川の中流、下流から沿岸にあらわれる。
生息環境 ヤマメ・サクラマスよりも南方に分布域が偏る。産卵期は9~12月とされ、孵化してから満1年半で降海し、海域の割と沿岸に近い沖合いを回遊しているようである。さらに1年を海域で過ごし、春先の桜の咲く時期に母川回帰することが知られている。アマゴのいる上流部まで溯上し、産卵した後、その一生に幕を閉じる。
ダム湖などのように降海できない場合、湖を海のように利用し、湖に流れ込む河川へ溯上する降湖型と呼ばれるものも知られている。降湖型も降海型と同様の形態の変化が生じるため、通常はサツキマスと呼ばれる。
食性 小型魚類や甲殻類、昆虫などを食べる動物食性。サクラマスと同様に、溯上中も餌を食べ、サツキマスは釣りの対象種として人気がある。
その他 サツキマスが見られる水域はサクラマスに比較し少ない。三重県の長良川河口堰の建設の際に大きな反対運動が起こったが、特にサツキマスは守るべき象徴的な種として挙げられたほどである。
サケ科魚類は遊漁や漁業、増殖業でも重要な経済種であるが故に、アマゴ・サツキマスの水域にヤマメ・サクラマスが導入されてしまったり、その逆にヤマメ・サクラマスの水域にアマゴ・サツキマスが導入されてしまっている報告もあり、両種の交配による遺伝子汚染、遺伝的多様性の減少が懸念されている。サツキマスはアマゴよりも大型になるが、サクラマスほどは大きくならず、40cmくらいになる。
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