形態・特徴 | イシナギ科の魚は、ハタ科の魚に似ているが、主鰓蓋骨の棘数(ハタ科では多くで3、イシナギ科は2)で区別できる。背鰭棘数は11、鱗は小さいが、櫛鱗ではがれにくい。体は暗色で、体側に4-5本の白色縦帯があるが、成長につれて消失してしまう。口は大きく上顎後端が眼の中央下に達し、側線鱗数は54-68であることにより、コクチイシナギと区別できる。大型種で最大体長2mになる。 |
---|---|
分布 | 北海道~屋久島までの日本海・太平洋岸、東シナ海。~朝鮮半島、ピーター大帝湾。 |
生息環境 | 温帯性で北海道から屋久島近海、東シナ海に分布する。深海性種で、400-600mにすむが、産卵期は浅所にもあがってくる。幼魚は水深80-200mほどから漁獲される。 |
食性 | 魚類や甲殻類、頭足類を捕食する。 |
地方名 | イシナギ(青森県、山形県)、オヨ・オオヨ(山形県)、スミヤギ(小、山形県)、アラ・ドウコウ(京都府丹後) |
その他 | 深海釣り、延縄、底曳網などで漁獲される。肉は白身で美味、脂が多く、刺身や塩焼きなどで好まれる。肝臓はビタミンAが大量に含まれ、肝油がとれるが、食べ過ぎるとビタミンA過剰になり、頭痛や皮膚の剥離などがおこるので注意する。
日本産のイシナギ属魚類は本種とコクチイシナギの2種からなるが、後者の日本からの記録は殆どなく、日本には分布しない可能性も高い。 |
食味レビュー |
食味レビューを見る 食味レビューを投稿する |
履歴
|
|
|
土岐耕司 さんが
説明文の
その他
を編集しました
深海釣り、延縄、底曳網などで漁獲される。肉は白身で美味、脂が多く、刺身や塩焼きなどで好まれる。肝臓はビタミンAが大量に含まれ、肝油がとれるが、食べ過ぎるとビタミンA過剰になり、頭痛や皮膚の剥離などがおこるので注意する。
日本産のイシナギ属魚類は本種とコクチイシナギの2種からなるが、後者の日本からの記録は殆どなく、日本には分布しない可能性も高い。 |