アカメ

Lates japonicus Katayama and Taki, 1984

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西野敬 さんが 説明文の 形態・特徴 を編集しました 下顎は突出し、体高は高い。主鰓蓋骨に棘が1本あり、腹鰭の基部には鱗状の突起が見られる。側線は尾鰭の後端付近まで続くことは大きな特徴である。その名の通り眼は赤く見え、体側は一様に燻された金属のような色合いをしている。但し、稚魚から若魚の成長段階にかけては眼を通る斜走帯が見られたり、体側にも横帯が出現し、枯れた海草のような色合いを呈する。
よく似たバラマンディ<I>Lates calcalifer</I>と1984年まで同種と考えられていたが、バラマンディの眼は赤くないことや、臀鰭の最長棘が本種では第2棘であるのに対してバラマンディは第3棘であるなどの違いから別種に分けられ、日本固有種と認識されるようになった。最大で全長2mを越すといわれるが、近年ではそのような大型個体の記録は途絶えている。
鱗はバラマンディより小さく、ナイルアカメより大きい。
2021.07.30 16:56