形態・特徴 | 体色は赤みを帯び、体側には5本ほどの濃赤色帯があるが、これらには若干変異がある。尾鰭の後縁は丸い。背鰭棘の背縁は黒い。アカハタモドキは本種に良く似ているが、背鰭棘条部外縁が赤く、背鰭軟条部の後縁と尾鰭に黒色域があるのが特徴。ユカタハタ、アカハナなどのユカタハタ属とは、背鰭棘数が多い(本種で11棘、ユカタハタ属では9棘)ことで区別できる。体長30cmほど。 |
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分布 | 伊豆諸島、相模湾以南の太平洋岸、山口県、九州北西岸、琉球列島、南大東島、小笠原諸島。~インド-太平洋。 |
生息環境 | 熱帯のサンゴ礁域から温帯の岩礁域に生息する普通種。浅所から深所に見られる。 |
食性 | 小魚や甲殻類などを主に捕食する。 |
地方名 | アカボ(高知県土佐清水市・大月町)、アカッポ(和歌山県)、アカバ(小笠原諸島、伊豆諸島新島・八丈島、愛媛県宇和島市)、マアカバ(宮崎県日向市細島)、アーバ(鹿児島県沖永良部島)、アカギ(静岡県下田市・南伊豆町)、ハーネバリ(鹿児島県奄美)、アカミーバイ(沖縄県北大東島)、カサゴ(伊豆諸島三宅島)、アタガシ・マアタガシ(和歌山県南紀)、メバル(鹿児島県種子島・トカラ列島)、アカメバル(鹿児島県屋久島)、ベニアコウ(熊本県水俣市)、トッキャハ(鹿児島県奄美大島瀬戸内町)、スースルー(鹿児島県喜界島)、ハンゴーミーバイ(沖縄県) |
その他 | 南日本や沖縄では刺網・釣り・潜水などの各漁法により漁獲され、食用となっている。刺身や煮付けなどにして美味である。 |
食味レビュー |
★★★★☆
4.0
14件の評価
★★★★★
あるちゅはいまぁ・2020/07/27
日目半身を薄造り刺身,透明感が美しくもっちり感の弾力があり甘みも強く美味
2日目頭と胸鰭周りのアラを塩焼きジューシーで適度な脂があり美味
3日目残りの半身をフライ,白身魚のフライは基本なんでも美味だけどコレは最上級
★★★★☆
kusu・2018/01/16
エギングしていたら30cmぐらいのアカハタがエギに食いついてきました。
一日寝かせて薄造りにしようと思ったのですが、身が柔らかそうだったので酒蒸しに変更したところ味も食感も非常によく、美味でした。
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