Anguilla marmorata Quoy and Gaimard, 1824
形態・特徴 |
ウナギ科の魚は下顎が上顎よりも突出するという特徴があり、これで他の科に分類されるウナギ目の魚類とほぼ区別することができる。日本ではウナギと本種の主に2種を産し、本種は体にまだら状の斑紋があること、背鰭の起部は胸鰭後端と肛門の中間点よりも前方にあることなどでウナギと区別できる。また、ウナギよりも大型になり、全長が2mを超える個体も珍しくない。 |
分布 |
南日本。インド・太平洋の熱帯と亜熱帯域。河川や湖沼にすむ。 |
分布・生息環境 |
南日本の河川および、海と繋がる湖沼(ダムや魚類の遡上が困難な堰堤のない場合)に生息。本種はウナギよりも分布域が南方に偏っており、琉球列島と小笠原諸島では本種の方が主流である。ウナギと分布域が重複している地域では、ウナギが潮汐の影響のある汽水域に、本種は淡水域に棲み分けをしているという。産卵の際にはウナギと同じく海域で行われ、川を降下するが、ウナギほどの大回遊は行わない。 |
食性 |
基本的にはウナギと変わらず肉食性であるが、本種はより大型になるため、より大型の甲殻類、魚類や両生類を餌にするこよができる。 |
地方名 |
カニクイ(三重県南伊勢町、和歌山県)、ゴマウナギ(高知県土佐清水市、大分県別府市(?)、鹿児島県屋久島)、ンナギ・カーンナギ(沖縄県那覇市)、カーンナジ・カーランナジ(沖縄県名護市・久米島) |
その他 |
ウナギほど美味ではないとよく言われているが、そこそこ利用されている。 |
食味レビュー |
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