形態・特徴 | 成魚の体は暗色で、体側や頭部に目立った斑紋はない。頭部の外郭は凸形。幼魚は白と黒の2色にわかれ、頭部の暗色域は眼のやや後方にある白色帯で背部の暗色域と隔てられる。体側の背部には小白色斑がある。鰓耙は細くて長く、数も多い(29-42+62-76)。成魚は体長60cmを超える。 |
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分布 | 和歌山県、八丈島、小笠原、琉球列島。~インド・西太平洋域。岩礁域にすむ。 |
生息環境 | サンゴ礁域やその周辺の岩礁域に生息する。 |
食性 | 主に魚類や甲殻類を捕食する。 |
地方名 | シパチャーシチュー(沖縄県糸満市)、イナフクー(沖縄県)、イナフカー(沖縄県国頭村)、イナフク(沖縄県久米島町・八重山)、タカジョウ(沖縄県宮古島市)、ミミジャ(沖縄県宮古島市久貝)、ミッヴゥ(沖縄県宮古島市伊良部)、シッパヤー・イヌバー・イナクー(沖縄県八重山) |
その他 | 沖縄では追い込み網などで漁獲されるもので市場にも出て、食用魚となっている。幼魚は東南アジアなどから観賞魚として輸入されている。
マダラタルミ属の魚は西部太平洋からインド洋にかけて2種が知られており、日本には両方が分布する。 |
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