エツ

Coilia nasus Temminck and Schlegel, 1846

特徴 全長35cm。尾柄部が細長く臀鰭と尾鰭は連続する。胸鰭には遊離軟条があり、数条が伸長する。カタクチイワシ科の魚は尾鰭は2叉するが本種(エツ属)は尖形である。
分布 有明海とそれに注ぐ川。田北によると有明海の固有種とされ、ホワイトヘッドによると中国大陸に分布するものと同種とされる。詳しい研究が必要だ。沿岸性だが、汽水域にも、淡水にもはいる。
生息環境 沿岸性だが淡水域で産卵し、河口で孵化する。
食性 おもに動物プランクトンを食べる。
その他 環境省レッドリストに指定されている。本種の日本での分布域は限られており、現在も漁獲量は減少している。
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