特徴 | 本種は日本のダルマガレイ科魚類の中でも、恐らく最も普通に見られるものであろう。体長12cmほどで、体高がやや高い。尾鰭には1対の明瞭な黒斑がある。
ダルマガレイ属の魚はコウベダルマガレイ属に似るが、側線鱗数がやや少なく、脱落しやすいなどの違いがある。近縁種にニセダルマガレイとチカメダルマガレイがいるが、本種は側線鱗数が37~43と少なく、両眼間隔がチカメダルマガレイに比べ広いことで区別可能。ニセダルマガレイとは鰓耙数が少ない (ダルマガレイは5~8、ニセダルマガレイは13~14)ことで区別できる。 |
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分布 | 相模湾以南の太平洋岸、日本海、東シナ海沿岸。~台湾、中国、インド・西太平洋。 |
生息環境 | 沿岸域の砂・泥底に生息する。普通水深30m以浅に多い。 |
食性 | 小型の甲殻類や多毛類などを捕食する。 |
その他 | 底曳網で時として多量に漁獲される。市場に出ることは少ないが、干物などにして賞味されることもあるという。また練製品原料としても使用される。 |
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