科の概要 フエフキダイ科はMonotaxinaeとLethrininaeの2亜科に分けられる。前者に含まれる魚は頬に鱗をもち、背鰭の軟条が10であるなどの特徴があり、メイチダイ属、ヨコシマクロダイ属、ノコギリダイ、コケノコギリが含まれる。後者に含まれる魚には、頬に鱗がない(成魚)、背鰭軟条数が9であるなどの特徴をもち、フエフキダイ属が含まれる。
インド-中央太平洋の暖海域に分布し、例外的に西アフリカ沿岸にも1種のみ分布する。日本では主に新潟県以南の日本海および千葉県以南の太平洋側、東シナ海にすむが、琉球列島や小笠原諸島に多くの種類が見られる。
何れの種類も食用魚で、ハマフエフキやフエフキダイ、メイチダイ、シロダイなどはかなり美味で高価。ハマフエフキは釣りの対象魚としても人気がある。
フエフキダイ属の魚は胸鰭基部内側の鱗の有無が同定に必要な場合があるので撮影しておくとよい。

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