スズメダイ科

Pomacentridae

科の概要 スズメダイ科魚類は、多くの種で鼻孔が1つであること、臀鰭は2棘であること、側線は尾柄にまで達しない、などの特徴がある。多くの種類が熱帯・亜熱帯域のサンゴ礁域や岩礁に生息するが、一部の種類では温帯の岩礁域や藻場、水深200m前後の深海にまで生息している。また、大型のイソギンチャク類と共生をするクマノミの仲間も、この科にふくまれる。分類学的にはスズキ亜目にふくまれたり、骨の形状などからベラ亜目の中に入れられたりしている。大部分が小型種で、最大のものでも30cmを超える程度、観賞魚として人気があり、食用としても美味。
分布 三大洋の熱帯~温帯。日本での分布は青森県以南の各地で、南日本の太平洋岸、琉球列島、小笠原諸島に多くの種がみられる。