Ophiodon elongatus Duncker and Mohr, 1854
形態・特徴 |
体はアイナメ科の仲間では最も細長い。背鰭棘数は25-28と多い。体側の側線は1本のみ。下顎がやや突き出、口は大きく、歯は強い犬歯状となる。アイナメ科の中では最大種、大きいものでは1.5mに達する個体もいるが普通は1.2mまで。魚体重は重いものでは32㎏のものもいるという。 |
分布 |
アメリカ、アラスカ湾南西部から、メキシコ、バハカリフォルニア北部まで。岩礁域やケルプベッドにすむ。内湾の潮間帯から水深475mまでいるが、ふつうは300m以浅にすむ。 |
生息環境 |
水深427m以浅の岩礁域にすむ。幼魚は内湾や、砂底や泥底にも生息する。 |
食性 |
肉食性。小魚や甲殻類、イカ・タコなどを捕食する。 |
その他 |
産卵期は秋から冬にかけてで、雄親は卵を保護する。稚魚は内湾や浅瀬でくらし、3年かかって成熟する。釣り魚として重要種。釣りのほかはトロールや突き漁などで漁獲される。食用魚で肉は白身。
キバアイナメの和名は故阿部宗明博士により「新顔の魚」のなかで提唱された。強い犬歯状歯を有することにちなむと思われる。英名のリングコッドもよく知られている。 |
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