科の概要 | 本科魚類は腹鰭をもち、その腹鰭と胸鰭をうまく使って海底を「歩く」ことがよく知られている。吻上棘の先端の皮弁を使用し餌を食うが、この皮弁を欠くものもいる。
世界では40種類前後が知られる。日本産は3属15種とされる。色彩や斑紋、体の特徴には変異が大きい。そのため従来よく知られた種が、他の種と同種であったということも聞かれる。 定置網や底曳網、刺し網で漁獲されるが、あまり食用にはされていない。その一方この科の魚類はダイバーには非常に高い人気がある。また水族館や、家庭の水槽で飼育される。初心者むけの海水魚ではないが、他の魚では見られない独特な生態を観察できるであろう。 この科は従来「イザリウオ科」とされていたが、日本魚類学会の「日本産魚類の差別的標準和名の改名最終勧告」に従い、カエルアンコウ科と改名されたので、ここでもこれに従った。 |
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