イサキ科

Haemulidae

科の概要 イサキ科は涙骨上が広く鱗でおおわれ、涙骨下縁は鋸歯状にならない特徴をもつが、一部の種では前鰓蓋骨後縁がつよい鋸歯状になる。体はやや細長いものから、体高があるものまでさまざまである。
多くの種類が浅い海に生息するが、一部の属は淡水域にもみられる。この科には科の和名になっているイサキをはじめ、コショウダイ、コロダイ、ヒゲソリダイなど重要な食用魚を含むが、シマイサキやアカイサキなどは本科のものではない。インド-汎太平洋および大西洋、地中海の暖海域に21属と120種以上が知られ、日本にはそのうちの5属20種が知られるがこのほか日本からは水中写真からのみ報告があるものが1種いる。