特徴 | 全長15cm。側線は完全で、体側中央に1本の暗色縦条がある。各鰭は黄色。成熟した個体では追星が頭部と体の後半部にあらわれる。雄は雌に比べて臀鰭がとても大きくなる。よく似たヌマムツとは臀鰭軟条数が10(ヌマムツは9)であることや各鰭が黄色を呈することで区別することができる。 |
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分布 | 中部地方以西の本州、四国、九州、淡路島、小豆島、壱岐、五島列島福江島。~朝鮮半島西岸。河川の上流から中流にかけての淵や淀みの砂底や砂礫底にすむ。 |
生息環境 | 河川の上流、中流域に多くみられる。岩などが点在する場所に多く、平坦な場所には少ない。流れの緩やかな淵に集まる傾向がある。 |
食性 | 雑食性で、落下昆虫や水生昆虫などを食べる。 |
地方名 | ハヤ(静岡県、熊本県、愛媛県、長崎県)、ハイ(三重県)、ドンバイ(和歌山県)、ハイノウオ(長崎県)、ハエ(兵庫県、高知県、大分県、熊本県)、モツバエ(岡山県)、アカバエ(高知県、大分県)、ホンバエ(高知県)、バカバエ(大分県)、ヤマソバエ(福岡県)、ハエンゴロ(鹿児島県)、アカバヤ(長崎県)、アカモト(岐阜県、三重県、京都府)、キモツ(兵庫県)、アカマツ(広島県、香川県)、ムツゴ(高知県)、モツゴ(高知県)、ヤマブキ(福岡県)、ザコ(熊本県)、モッゴロ(鹿児島県)
参考:https://gyomei.zukan.com/?p=1577393446 |
その他 | 以前、カワムツB型とされていた種である。2003年にカワムツ Zacco temminckii (Temminck and Schlegel,1846)と学名が決まり、新和名も提唱された。
対するカワムツA型はヌマムツ Zacco sieboldi (Temminck and Schlegel,1846)と学名、新和名が提唱された。ヌマムツの生態はほとんど明らかになっていない。 |
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