Cynoglossus joyneri Günther, 1878
形態・特徴 |
側線は3本で、有眼側のみにある。尾鰭軟条数は9または10。背鰭軟条数は99~117、臀鰭軟条数は80~90。第1側線と第2側線間の鱗数は11~13であることなどにより日本産の他のイヌノシタ属魚類と区別可能。有眼側の色彩は茶褐色で、その名の通り薄らと赤みを帯びる。体長30cm。 |
分布 |
北海道太平洋岸および新潟県~九州までの各地沿岸、瀬戸内海。~朝鮮半島、台湾、中国沿岸。 |
生息環境 |
沿岸の砂底および砂泥底に生息する。130m以浅にすむが普通は80m以浅にすむ。沖合の砂底にも見られる。 |
食性 |
甲殻類や貝類などの底生動物を捕食するが、地域によっては小魚やイカなどを多く食べるものもいる。 |
地方名 |
ベロ(青森県、宮城県松島、福島県)、ベコノシタ・アカセキタガレ(青森県)、アガゾウリ・アガゾリ・アガネジリ・ゾウリオ(山形県)、アカベロ(福島県、茨城県日立市)、ウシノベロ・ベロシヤ・シタ(福島県いわき市)、ウシノシタ(茨城県大洗町・京都府丹後)、アカウシカ・ウシカ・シタビラメ・クビラ(茨城県大洗町)、ベロシャ(茨城県日立市)、アカネジラ(石川県金沢市)、ネンズリ・ベエノシタ(京都府丹後)、デンチョウ(山口県)、ウシノシタ(茨城県大洗町、山口県下関市)、アカレン(山口県柳井市)、クロデンチョウ(山口県東和町)、アカシタ(長崎県橘湾)、クツゾコ(長崎県諫早湾) |
その他 |
産卵期は7~9月。主に沿岸域の底曳網で漁獲される。美味な食用魚。 |
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