形態・特徴 | 成魚では吻の背縁が凹む。唇は赤みがかる。体側には白い横帯が2つあるが、これは比較的細く、成魚では不明瞭となる。背鰭や臀鰭は赤色で、これらの軟条部の基部には黒色斑はない。稚魚には体側に2本の暗色縦帯がある。ヨコシマクロダイに酷似するが、上記の特徴から区別することができる。 |
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分布 | 琉球列島以南。~インド・西部太平洋。サンゴ礁にすむ。 |
その他 | 本種はかつてヨコシマクロダイ(Monotaxis grandoculis)のシノニム(新参異名)とされ、同種として扱われていたが、唇や各鰭の色彩、体側の横帯の太さといった違いから2005年に有効種として復活した。
国内ではダイバーによる水中写真や釣獲・漁獲などでその生息が知られていたにも関わらず長らく和名がない状態であったが、2022年、沖縄県産の標本に基づいて標準和名が提唱された。標準和名は特徴的な赤色の鰭が日本神話における火の神「カグツチ」を連想させることにちなむ。 |
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