分布 | 北海道南部~高知・長崎県。潮溜まりや潮間帯から水深20mくらいまでの砂泥底もしくは岩礁域の石の間にすむ。ときに水深200mくらいにもすむ。 |
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特徴 | 体は細長い。腹鰭はないかごく小さい。尾鰭は明瞭。体は全体的に鱗におおわれており、頭部にも鱗がある。本種はタケギンポときわめてよく似ており、胸鰭は13~15軟条とやや多く、胸鰭はやや長く頭長の40~54パーセントであることなどで区別できる。色彩や斑紋にはかなり変異があり、それだけで同定するのは難しい。体長30cmにもなる。
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生息環境 | 藻場や岩礁域の浅所に生息し、タイドプールにも見られる。また、やや深い砂泥底からも底曳網で漁獲されており、生息範囲は広いようである。 |
その他 | 雄は卵の塊に体をまくようにして保護する習性で有名である。釣りや各種網漁業で漁獲され、特に東京でてんぷらの材料として有名である。ほか、釣りの餌としても使用されているようである。
釣り人が「ギンポ」と呼ぶ魚種は、本種でなく、ダイナンギンポである場合も多い。本種はニシキギンポ科の魚種で、ダイナンギンポはタウエガジ科の魚である。 |
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