Anisotremus virginicus (Linnaeus, 1758)
形態・特徴 |
体は黄色っぽく、体の前半部に2本の黒色横帯、体側に黄色縦線が多数入るのが特徴。体の前半部の横帯のうち、1本は眼を通り、もう1本は背鰭棘から胸鰭付近を通る。幼魚は、この黒色横帯がなく、頭部は黄色、体側に黒色縦線が2本ある。また尾柄部に黒色斑がある。体長25cmほどの小型種。 |
分布 |
バミューダ諸島(移入?)、米国フロリダ州~ブラジルに至る西部大西洋、カリブ海、メキシコ湾。 |
生息環境 |
岩礁域に生息する。西部大西洋ではごく普通に見られるイサキ科魚類で、小さな群れで見られる。 |
食性 |
成魚は肉食性で、主に底生動物を捕食している。幼魚は、大型魚の体表につく寄生虫を捕食することがある。 |
その他 |
クロオビダイという和名は、「スリナム・ギアナ沖の魚類」(海洋水産資源開発センター、1983年)のなかで提唱されている。英語圏ではPorkfishなどと呼ばれたりしている。
食用にされるほか、色彩が美しく観賞魚として有名、水族館のほか、アクアリストにより飼育されるケースもある。とくに幼魚は大型魚の寄生虫を食べるため、重宝される。 |
食味レビュー |
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