Cephalopholis fulva (Linnaeus, 1758)
形態・特徴 |
背鰭は9棘で、ユカタハタに近い仲間である。体には多数の小青色斑があり、尾柄部の背縁には小黒色斑が2つあり、下顎の先端にも同様の黒色斑が2つある。色彩は変異にとみ、赤っぽいもの、茶色っぽいもの、暗色と淡色の2色に分かれるもの、全体が黄色っぽいものまで様々である。体長30cmほど。 |
分布 |
アメリカ合衆国サウスカロライナ州・イギリス領バミューダ諸島からブラジル南部にかけての西部大西洋。メキシコ湾では45m以深の透明度の高い水域に生息するが、イギリス領バミューダ諸島やケイマン諸島ではサンゴ礁の浅海域に生息する。浅海域では、昼間はあまり活発に泳ぎ回らず岩孔などに身を潜めているのが普通であり、夜行性を示すようである。 |
生息環境 |
水深150m以浅にすむ。普通は35m以浅。岩礁域に生息し、岩孔の中にも見られる。 |
その他 |
食用魚。釣り魚としても知られている。ハタの仲間としてはあまり大きくならないため、観賞魚としても流通する。
本種に対してはクラカケハタという和名が「スリナム・ギアナ沖の魚類」(海洋水産資源開発センター、1983)の中で提唱されているが、この和名はインド洋産の種に充てるべきものともいわれているため、ここでは本種に対しクラカケハタの和名を採用しない。 |
食味レビュー |
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