形態・特徴 | 体は卵形で、体表は小さな突起で覆われざらざらしている。吻上棘基底は前方に張りだし、大きい。その先端にある皮弁は細長い円筒状で2-7本ほどに分岐している。体色や模様は変異が著しい。体長15cmほどの中型種である。 |
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分布 | 南日本。東部太平洋をのぞく全世界の温帯・熱帯域。沿岸の水深200m以浅の砂底または砂泥底にすむ。 |
生息環境 | 砂底、泥底に生息する普通種。水深20m以浅の砂底に多いが、水深219mからの記録もある。 |
食性 | 誘引突起と先端の皮弁を動かして餌の小魚や甲殻類を誘い、捕食する。 |
その他 | 卵はゼラチン質のもので包まれた帯状の中に産み出される。産卵期は6-7月とされている。
本種の標準和名は「イザリウオ」であったが、「「いざる」というのは「尻に足を付けたまますすむこと」をさし、「いざる人」というのは足の不自由な人を差別する用語」であるとされ2007年にカエルアンコウに改名された。 底曳網や定置網などで漁獲されるがほとんど食用にされることはない。ダイバーに人気があり、水族館でもよく飼育されている。 カエルアンコウ属魚類は色彩などの変異が著しく同定が難しいものも多い。国内には12種が有効種として報告されている。 |
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